ポジティブ心理学に学ぶ、ミスマッチ就職の防ぎ方
こんにちは。就労移行支援事業所メルディアトータルサポート上野の支援員・Iです。
『ポジティブ心理学』という言葉を聞いたことはありますか?
ポジティブ心理学とは、
その人の強みを活かし、幸せな状況を長続きさせること(ウェルビーイング)を目的とした心理学です。
もともと、心理学ではネガティブな気持ちや生きにくさに着目し、それをいかに解消するか…といった考えが主流でした。
しかし、ポジティブ心理学はそうではなく、
人の得意なことや生きがいなど、その人の長所・ポジティブな部分にスポットを当てています。
それらをいかに伸ばし、その人がその人らしく過ごせる人生を形作るにはどのように考え、行動すれば良いか、
探究する学問となっています。
ポジティブ心理学に学ぶ就職活動のミスマッチの防ぎ方
『ポジティブな部分に注目する』
みなさんは「就職したけど、仕事内容が合わない」「職場環境が合わない」と感じたことはありますか?
もしかしたらそのミスマッチは『ポジティブな部分に注目する』考え方で防げるかもしれません。
私が就労支援をしていて思うのは、
「自分の短所や苦手なことはわかるけど、長所や得意なことはわからない」と悩む方が本当に多い、ということです。
これでは、強みがあったとしても『自分の強みを活かせる仕事』に就くことはできません。
では、どうすれば自分の強みである長所や得意なことを知ることができるのでしょうか。
たとえば「普段から『自分の良いところ探し』をする」や「誰かから『あなたができていること』を教えてもらう」という方法があります。
もしかしたら、みなさんは普段、学業や仕事、訓練などで自分のミスや不得意なことばかり気になるかもしれません。
しかし、実際はミスをすることもあれば、できていることもあるはずです。
また、「この作業は、なんとなく好き」とポジティブな気持ちを感じたり、「こういうことを心掛けている」などの前向きな一面も持っていたりするのではないでしょうか。
これらの「できていること」「なんとなく、好き」「心掛けている」などの『自分の良いところ探し』は、1つ1つは小さなことかもしれません。
ただ、これらを1つずつ集めて積み上げていくことが自分の大きな「自信」「強み」につながったり、
積み上げていく中で自分に向いている仕事・働きやすい職場が見えてきたりするのだと思います。
また、『自分の良いところ探し』が難しく思える方は、
「誰かから『あなたができていること』を教えてもらう」という方法があります。
この「誰か」には、ご家族やご友人など身近な人だけでなく、
当事業所のような就労移行支援事業所のスタッフも含まれます。
通所する中で『あなたができていること』をスタッフと一緒に確認していくのも、一つの手です。
また、私たち、メルディアトータルサポート上野では、
就職に向けた訓練や日々の面談を通じて、『あなたができていること』をお伝えしています。
また、当事業所で、就労移行支援事業所としては珍しく、
職業能力評価(MWS・ワークサンプル幕張版)を受けることができ、
結果を通じて、作業やコミュニケーションにおける『あなたができていること』を知っていただくことができます。
ご自身にできることを知り、少しずつ自信を育てながら、
新たな就職を目指していってみませんか。
ご興味のある方は、下記問い合わせフォームより、お気軽に見学・相談についてご相談ください。
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