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自立訓練(生活訓練)の利用期間は?原則2年の仕組みと延長の条件を解説


2026年05月12日

「自立訓練(生活訓練)って、どのくらいの期間通えるの?」「2年間で本当に生活は変わるの?」——そんな疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。

自立訓練(生活訓練)の利用期間は、障害者総合支援法に基づき標準利用期間「2年間(24ヶ月)」と定められています(長期入院・入所をしていた方など一定の要件に該当する場合は3年間)。さらに必要が認められれば、原則1回・最大1年間の更新が可能です(※1)。

この期間内にどんなステップを踏み、どう変わっていけるのかを、メルディアライフネスト浦和の独自プログラムとあわせて解説します。

自立訓練(生活訓練)そのものの概要や対象者について知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。

▶ 自立訓練(生活訓練)事業所とは?対象者・費用・プログラム・利用の流れをわかりやすく解説(記事①)

利用期間

自立訓練(生活訓練)の利用期間は原則2年

障害者総合支援法に基づく期間設定

自立訓練(生活訓練)の標準利用期間は 24ヶ月(2年) です。長期間入院・入所していた方など一定の要件に該当する場合は 36ヶ月(3年) となり、さらに引き続きサービスの利用が必要であると認められる場合に限り、原則1回・最大1年間の更新が可能です(※1)。

この「2年」という期間は、生活能力の向上を目的とした訓練に必要な標準的な目安として国が定めたものです。短すぎず長すぎないこの期間の中で、利用者一人ひとりの生活基盤をじっくりと整えることが想定されています。

利用期間のカウント方法(開始日から24ヶ月)

利用期間は、原則として支給決定に基づく利用開始日から起算して管理されます。

利用の途中で入院や体調不良などにより通所できない期間が生じた場合の取り扱いは、自治体や個別の事情により異なる場合があります。長期的な休止が見込まれる場合は、担当スタッフや相談支援専門員に早めに相談しましょう。

自立訓練(生活訓練)そのものの仕組みについては記事①(柱記事)も参考になります。

事業所の種類による利用期間の違い

自立訓練(生活訓練)には「通所型」「訪問型」「宿泊型自立訓練」の3形態があります。いずれも標準利用期間は2年間(24ヶ月)で、長期入院・入所していた方等は3年間(36ヶ月)です(※1)。

通所型の利用期間(原則2年)

事業所に通いながら訓練を受ける「通所型」は、最も一般的な形態です。標準利用期間は24ヶ月で、必要性が認められれば最大1年(合計36ヶ月=3年)まで更新できます。

訪問型の利用期間(原則2年)

自宅などへスタッフが訪問して支援を行う「訪問型」も、標準利用期間は24ヶ月です。外出が難しい時期や、通所型と組み合わせての利用が多く、個々の状況に応じた柔軟な活用が可能です。

宿泊型の利用期間(原則2年・1年ごとの継続確認)

宿泊型自立訓練の標準利用期間も24ヶ月(長期入院者等は36ヶ月)です。日中に一般就労や障害福祉サービスを利用している方が、夜間に居室の提供を受けながら家事等の生活訓練を行う形態で、1年ごとに利用継続の必要性が確認され、支給決定の更新も可能とされています(※1)。

利用期間の延長はできる?

延長が認められるケース

標準利用期間(原則2年)が終了しても、引き続きサービスを必要とすると認められる場合には、原則1回・最大1年間の更新が認められることがあります(※1)。

延長が認められる典型例は次のようなケースです。

長期入院後に退院し、生活能力の回復に時間を要している方

重度の障害があり、訓練の進捗に時間がかかっている方

標準的な期間内では具体的な目標達成が困難と認められる方

ただし「もう少し続けたい」という希望だけでは認められないことが多く、サービス継続による具体的な改善効果が見込まれることが判断基準とされます(※2)。

延長の上限(合計で最大3年)

更新は原則1回・最大1年。標準利用期間(24ヶ月)と合わせて最長36ヶ月(3年間)となります。

延長申請の流れと必要書類

延長を希望する場合は、現在の支給決定期間が終了する前に以下の手続きを進めます(自治体により詳細は異なる場合があります)。

相談支援専門員または事業所スタッフへの相談

サービス等利用計画の見直し・更新

市区町村の障害福祉担当窓口への申請

認定調査・個別審査

申請のタイミングは、受給者証の有効期間終了の1〜2ヶ月前が目安です。担当スタッフが書類作成や根拠づけをサポートしてくれる事業所が多いため、不安な場合は早めにご相談ください。

24ヶ月を超える場合の審査ポイント

標準利用期間を超えて利用を継続する場合は、市区町村による個別審査(自治体によって介護給付費等認定審査会等で行う)を経て、必要性が認められた場合に限り更新が可能です(※2)。

審査では一般に、次のような点が確認されます。

標準利用期間内で十分な成果が得られなかった具体的な状況

サービスを継続することで改善効果が具体的に見込まれること

目的が「日中の居場所確保」など包括的な理由ではなく、当該サービス固有の継続理由があること

なお、判断基準の運用は自治体によって異なるため、詳細はお住まいの市区町村の障害福祉窓口にご確認ください。

利用頻度はどのくらい?週何日通える?

一般的な通所頻度(週3〜5日が多い)

自立訓練(生活訓練)の通所頻度は事業所や利用者の状況によって異なりますが、週3〜5日程度が一般的です。利用開始直後は週1〜2日から始め、体調や生活リズムが安定するにつれて徐々に日数を増やしていくケースも多く見られます。

自分の体調やペースに合わせて調整可能

自立訓練は「無理なく続ける」ことが基本です。体調が優れない日は休んでも構いません。担当スタッフが個別支援計画に基づいて通所ペースを一緒に考えてくれるため、焦らず自分に合ったリズムを見つけていくことができます。

午前中から夕方までの1日の流れの例

通所日の流れは事業所によって異なりますが、メルディアライフネスト浦和で過ごす一日の例をご紹介します。

10:00〜10:10 通所・朝礼

10:10〜12:00 午前のプログラム(生活スキル・SST等)

12:00〜13:00 昼休憩

13:00〜15:00 午後のプログラム(個別作業・ITスキル等)

15:00〜15:30 振り返り・帰宅

プログラムの内容や時間は個別支援計画に応じて調整されるため、「ゆっくりスタートしたい」という方でも無理のない形で参加できます。

期間内にどんなステップを踏む?訓練の進め方

2年間という期間は決して長くはありませんが、計画的に進めることで着実な変化を実感できます。一般的には以下のような流れで訓練が進みます。

利用開始時:個別支援計画の作成

利用を開始すると、まず担当スタッフと一緒に「個別支援計画」を作成します。本人の希望・目標・現在の生活状況をもとに、訓練の方向性を定める重要なベースとなる計画です。定期的に見直しを行いながら、目標達成度を確認して次のステップへと進みます。

メルディアライフネスト浦和では、この個別支援計画作成にあたり、独自プログラム「S.I.P(Self-Insight Program)」を活用しています。S.I.Pはマンツーマンのオーダーメイドプログラムで、「自己理解→できることを増やす→安定した日常を目指す」という流れで、利用者一人ひとりに最適化された目標設定を支援します。

前半:生活リズムの安定・基礎力の向上

利用開始からおよそ半年〜1年は、生活リズムを整えることが最優先です。毎日決まった時間に起きて通所する習慣をつけること自体が、大きなトレーニングになります。睡眠・食事・服薬管理などの基礎的な生活習慣の安定を、スタッフとともに少しずつ築いていきます。

中盤:経験を積む・社会参加の練習

生活の土台が整ってきたら、社会参加に向けた経験を増やしていきます。グループワーク、外出プログラム、他者とのコミュニケーション練習など、実際の生活に近い状況での経験を重ねることで自信が育まれます。

メルディアライフネスト浦和では、進捗をEQS(生活能力評価)という独自指標で見える化しています。EQSは「心のしなやかさ」「コミュニケーション能力」「困難に立ち向かう力」の3軸で評価し、定期的に振り返ることで「期間内にどう変わったか」を実感しやすくする仕組みです。

後半:進路選択・次のステップへの準備

利用期間の後半は、卒業後の進路を意識した準備期間です。就労移行支援への移行を検討する方、一般就労を目指す方、就労継続支援を選ぶ方など、個々の状況に応じた進路選択のサポートが受けられます。

メルディアライフネスト浦和の4段階プログラム

メルディアライフネスト浦和では、利用期間2年間を最大限に活用するために「リービングネストプログラム」と呼ばれる独自の4段階プログラムを設けています。「期間内に何がどう変わるか」を可視化することで、漠然とした不安を抱えずに目標へ向かえる設計です。

基礎ステージ(3〜6ヶ月):生活リズムを整える

「朝、決まった時間に起きてここに来ること」自体が最初の目標です。スタッフとの信頼関係を築きながら、小さな成功体験を積み重ねていきます。

体験ステージ(6ヶ月):経験を重ねる

SST(生活技能訓練)、集団認知行動療法、フィジカルプログラム、ITスキル、CSP(e-learning)、ライフプログラム、ライフシミュレーショントレーニング、クリエイティブタイムなど、メルディアライフネスト浦和の8つのプログラムから個別支援計画に合ったものを組み合わせ、さまざまな経験を積みます。

探求ステージ(3ヶ月):進路を探求する

卒業後の生活や進路について真剣に向き合います。就労移行支援への移行、就職、進学など複数の選択肢を実際に見学・体験しながら、自分に合った道を探っていきます。進路相談・見学・実習・応募書類添削・面接サポート・合理的配慮の調整といった一貫した進路選択支援が受けられます。

始動ステージ(6ヶ月):進路に向けて歩みだす

就職活動への支援、事業所や企業への実習、書類添削や面接練習など、具体的なアクションを踏み出します。就職までにもっとトレーニングの時間が欲しい場合には同じ一般財団法人メルディアが運営するメルディアトータルサポート(就労移行支援)との連携も活用できるため、よりスムーズに次のステップへ移行できます。

各ステージは固定的なものではなく、利用者の状況に合わせて柔軟に調整されます。「まだ次のステージに進む自信がない」と感じる場合も、スタッフと相談しながら無理のないペースで進められます。

利用期間終了後の進路は?

自立訓練の利用期間が終わったとき、次はどこへ向かうのか——多くの方が不安に感じるポイントです。実際には、自立訓練での2年間の積み重ねが、次の進路を歩むための土台になります。

就労移行支援へのステップアップ

「生活は整えられたが、就職に向けた準備がまだ必要」という方に多い進路が、就労移行支援事業所への移行です。自立訓練で身につけた生活能力を活かしながら、就労スキルをさらに高めていきます。

自立訓練と就労移行支援の違いについては、下記の記事で詳しくご確認いただけます。

▶ 自立訓練と就労移行支援の違いとは?目的・対象者・支援内容を比較してわかりやすく解説(記事②)

一般就労・障がい者雇用

自立訓練での2年間で生活能力・社会参加スキルを十分に高めた方は、利用終了後に直接一般就労や障がい者雇用での就職を目指すこともできます。事業所で蓄積したスキルや自己理解が、採用面接や職場定着に活きてきます。

就労継続支援A型・B型

一般就労が難しいと判断された場合や、もう少し段階を踏みたい方には就労継続支援A型・B型という選択肢もあります。A型は雇用契約を結んで働く形態、B型は雇用契約を結ばずに就労訓練を行う形態です。

復職(リワーク)・進学

休職中の方が自立訓練で心身を整えてから元の職場に復帰するケース、あるいは大学・専門学校への進学を目指すケースもあります。

卒業後の進路についてより詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

▶ 自立訓練(生活訓練)の卒業後はどうなる?進路の選択肢と支援内容を紹介(記事⑨)

よくある質問(Q&A)

Q. 2年で本当に変われるのか?

A. 個人差はありますが、2年という期間は決して短くはありません。重要なのは「何を目標にするか」を明確にし、計画的に過ごすことです。

メルディアライフネスト浦和のような4段階プログラムを持つ事業所では、期間内のロードマップが可視化されているため、成長の実感を持ちながら取り組めます。目標達成のためには、計画的な目標設定と支援者との伴走が大切です。漠然とした不安を抱えている方こそ、まず見学・相談で「自分に合ったロードマップ」を一緒に描くところから始めることをおすすめします。

Q. 途中で通えなくなった期間はカウントされる?

A. 原則として、入院や体調不良などで通所できなかった期間も利用期間としてカウントされます。ただし取り扱いは自治体や個別事情により異なる場合があるため、長期間通所できない状況になった場合は、早めに事業所や相談支援専門員にご相談ください。

Q. 他の福祉サービスと利用期間は合算される?

A. 自立訓練(生活訓練)の利用期間は、同じ「自立訓練」の中で通算されます。過去に別の事業所で自立訓練を利用していた場合、その期間は今回の利用期間と合算されることがあるため、残りの利用可能期間が短くなる場合があります。事前に確認しておくことをおすすめします。

なお、就労移行支援や就労継続支援など別種の障害福祉サービスとは原則として合算されず、それぞれの制度の枠内で独立して管理されます。詳細は市区町村の障害福祉担当窓口でご確認ください。

まとめ|限られた期間だからこそ計画的に活用しよう

自立訓練(生活訓練)の利用期間は原則2年(最大3年)です。短すぎず長すぎないこの期間を有効活用するために、大切なポイントをまとめます。

標準利用期間は通所型・訪問型・宿泊型いずれも24ヶ月(長期入院者等は36ヶ月)。途中の休止も原則カウントされる

延長は最大1年・原則1回。市区町村による個別審査が必要

週3〜5日の通所が一般的。体調に合わせて柔軟に調整できる

期間内の進め方を明確にした「4段階プログラム」などを活用すると成長を実感しやすい

卒業後の進路は就労移行支援・一般就労・就労継続支援など複数の選択肢がある

「2年間で何ができるだろう?」という不安よりも、「2年間でどう変わりたいか」を一緒に考えてくれる場所を探すことが、良いスタートへの第一歩です。

メルディアライフネスト浦和では、利用期間を最大限に活かす4段階のリービングネストプログラムと、独自評価指標EQS・個別最適化プログラムS.I.Pを組み合わせ、「期間内に何がどう変わるか」を見える化しています。北浦和駅東口から徒歩4分という通いやすい立地で、埼玉県さいたま市浦和エリアからも多くの方にご利用いただいています。

また、同じ一般財団法人メルディアが運営するメルディアトータルサポート(就労移行支援事業所)と連携しているため、自立訓練の利用期間終了後もスムーズに次のステップへ移行できます。

メルディアライフネスト浦和では見学・無料相談を受付中です。お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ:https://mlda.jp/mlninquiry/

この記事はメルディアライフネスト浦和のスタッフが監修しています。

出典一覧

※1 厚生労働省「自立訓練(機能訓練・生活訓練)に係る報酬・基準について≪論点等≫」障害福祉サービス等報酬改定検討チーム第14回(令和2年9月11日)資料4

https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000670106.pdf

※2 船橋市「訓練等給付又は地域移行支援受給者の継続利用にあたって必要となる資料について」

https://www.city.funabashi.lg.jp/kenkou/shougaisha/003/01/p023958.html

※制度の運用は自治体により異なる場合があります。詳細はお住まいの市区町村の障害福祉担当窓口にご確認ください。

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