ピンチをチャンスに！
皆さんこんにちは🌸メルディアトータルサポート上野の支援員Mです。
暦の上では春を迎えていますが、まだまだ寒い日が続いています。私は、数日前に鼻風邪らしき症状になり、治ってからは喘息に悩まされています。皆さんは体調にお変わりはありませんか？ご自愛くださいね。
さて、現在大河ドラマでは「徳川家康」が主人公になっており、改めて注目をされているかと思います。1603年から1867年まで、15代265年間続いた江戸幕府の初代将軍として余りにも有名です。江戸幕府の中心はもちろん江戸であり、今や日本の首都「東京都」です。人口は約1,400万人と、巨大な都市になっています。
そもそも家康公が関八州（上野、下野、常陸、安房、上総、下総、相模、武蔵）に国替えをされ、新たに城を置く場所として江戸を選んだのですが。しかし、当時の江戸は一面湿地帯だったようです。それも、江戸城の南東には海岸線が迫っており、周囲には民家が100軒弱程度の閑村だったようです。「江戸は今後大きく発展する伸びしろがある。」と踏んだ家康公も、その風景を目の当たりにして「選択ミスだったかな」と思ったようです💦
もっとも、重臣達はこぞって反対したようですが。(※諸説あります。)
今では江戸城界隈が湿地帯や沼地だったことは想像もできないですが、地盤が緩かった理由には前述の海岸線が近いことがひとつ。もうひとつは、利根川の河口が当時は江戸にあったことが挙げられます。その利根川は大雨が降ると氾濫し、その度に江戸一帯が浸水被害を受けたことも大きな理由です。そこで、城を新たに築くよりも地ならしを最優先にした家康公は、まずは利根川をはじめとする治水事業に着手したそうです。(※利根川の東遷事業)
この大事な事業の総責任者に抜擢された人物は「伊奈備前守忠次」。埼玉県に北足立郡伊奈町という地名がありますが、この伊奈一族に大きく関係しているようです。その忠次公は、1550年に三河の国(現在の愛知県中部・東部周辺)に生まれ幼少のころから人並みはずれた秀才だったそうです。33歳で徳川家康に仕え治水、土木、開田等に力を発揮し徳川家の財政の安定に大きな貢献をしたとのことです。
当時は機材やトラック、コンピューターなどの利器などない時代。全てが人の力だけで堤を築き上げ、またはバイパスを造りながら長い年月をかけて川の流れを変えてしまう。そして、川の氾濫を抑えあとは広大な土地をひたすら新田開発していく。または、江戸湾を物流の拠点として港湾整備していく。そうして、家康公が頭に描いた「江戸のまちづくり」は見事に現実のものとなり、その後大きな発展を遂げたわけです。
家康公が江戸に入った当時は、一面湿地帯。誰もその後の栄華を想像できなかったでしょう。もしかしたら、家康公だけが想像し、家康公だから創造できたのではないでしょうか。
ピンチをチャンスに変えるとは、当にこのことだと思います。三方ヶ原の合戦で武田軍に打ちのめされて、命からがら浜松城に逃げ帰ってきた若き家康公。その後も幾多のピンチを乗り越えて来たことと思います。人生50年と言われた戦国時代にあって、統治していた土地を49才にて離れ江戸で再スタートをすることになった家康公。人生の晩年にもかかわらず、これからさらに一大事業に取り組もうとした家康公の「レジリエンス」は桁外れに高いものだったと思います。
さて、このように家康公の偉業はあまりにも壮大過ぎますが、現代に生きる私たちも大なり小なりかくありたいと思うことがあるでしょう。
思うけれど、迷ったり悩んだりなかなか一歩が踏み出せない方もいるかと思います。
そのような方は、ぜひともメルディアトータルサポート上野にお越しください。私たちの提供するプログラムには、「レジリエンス」を高めるための講座も用意しています。
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伊奈備前守忠次公の偉業詳細は⇒こちら
利根川東遷事業の詳細は⇒こちら
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