行動活性化とは?
こんにちは!就労移行のメルディアトータルサポート・支援員のNです。
メルディアトータルサポートでは、様々な病気や障害から就職・働き続けることに困難がある方へ、ご自身の特性や症状とうまく付き合いながら仕事を続ける生活を叶えられる様、様々な面で支援しています。
どういったことがその方に合った支援なのか、いろいろ考えたり知識を得たり、研修を行ったりとする日々なのですが、その中で知ったもので、今回は行動活性化という心理療法をお伝えしたいと思います。
行動活性化とは?
認知行動療法の一つで、うつ病治療でその効果は実証されているそうです。
行動活性化というのは、ちょっとポジティブになる気持ちになりそうな、ちょっとした行動(すぐに始めることができる小ネタ)を少しずつ増やし、つらい気持ちを少し楽にし、少しやる気を出していく方法です。
よく『気分転換が大事』とは聞くけど、「実際気休めにしかならないのでは?️」…と思う方もいるかもしれませんが、ところが実は、「しょぼい」小ネタが効くのだそうです。
上手な気分転換のコツが「行動活性化」です。
少し前の活動レポートにも、「先延ばししていることをやるには?」というテーマでも書いたのですが、行動してから脳に「やる気スイッチ」が入るまで、やはり5分くらいかかるのだそう。
なので、やる気が起こらなくても軽い気持ちで5分で出来る「小ネタ」を用意しておくことが大切な様です。
たとえば、「体力をつける為に、ウォーキングを習慣化したい」が最終目標だとしたら、いきなり1時間のウォーキングを初日から毎日開始していこうとするのは、気合も必要ですし、身体もビックリしてしまって大変ですよね。
そこでまず、これを5分くらいで完結する行動、例えば、服を選ぶ、靴を履く、玄関のドアを開ける、家から出る、のどれか1つから始めてみる、といった事から始めてみる。
→五分でも外を散歩できたらOK!
そんな風にやりたいことを小さいことに分けて、まず1つだけ行動できる簡単なことから取りかかってみると、始めやすくなります。
大事なことは、まず5分間、行動する事。だそうです!
鬱でお悩みの方はちょっとした行動を起こすのにも気力が沸かない…。そんな自分を責めてしまう等、しんどい思いをしている方も多くいらっしゃることかと思います。
そんな方にも寄り添いながら、週一回の面談で振り返りで、自分に合った気分転換の方法なども一緒に相談していく事も行っています。
このままではいたくないけど、まだ自信がない…
一歩踏み出したいけど、どうしたらよいかわからない…
など、お悩みの方は、いちど相談に来てみませんか?