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誰かと話したくなったら 心にモヤモヤ・イライラを感じたら 訪ねたい「あなたの居場所」 あだち若者サポートテラス SODA

トピックス2024年08月5日

「心の不調は、早めに解決しておく方がいい」という理由から、どんな悩みでも気軽に相談できる場所として開設されたのが「あだち若者サポートテラスSODA(以下SODA)」です。悩みによっては医療や福祉などにつなげてくれることも。そんな「SODA」を訪ねました。

心のモヤモヤを早めに解決し、「こころの病」を予防する

 SODAが開所したのは2019年7月のこと。そこまでのいきさつを、内野敬室長は「もともとは、東邦大学と東京足立病院が共同し、厚生労働省の研究プロジェクトとしてスタートしました。精神疾患は早期に対処することで、その後の経過が良いことが知られています。一方で、悩みを抱えた方が病院に行くのはハードルが高い。精神疾患の大半は若いうちに発症するといわれていますが、こころの不調を感じたときに、いきなり病院を受診するのは難しいこともあるでしょう。心の不調や困りごとを抱えた若者が気軽に相談できる地域の窓口となり、心の健康を保つための支援や、必要ならば保健、医療、福祉のサービスにつなぐ橋渡しをするため、作られたのがSODAです」と教えてくれました。

 実際、「こころの病」は生涯において5人に1人が経験するとされ、その多くは25歳までに発症するのだそうです。「オーストラリアやシンガポールでは国を挙げて、街中に若者のための相談窓口を設置する取り組みを行っています」と内野室長。SODAはそれらを参考に作ったとのことです。

 利用は足立区在住か区内の学校もしくは職場に通っている人に限られますが、電話・ホームページのお問い合わせフォーム・LINEから面接の予約を入れ、相談員と話をするというもの。相談員の一人、小辻有美さんは、「初回は1時同程度話しますが、1回では心のもやもやが晴れないと思いますので、2回目からは30分程度、半年にわたって話をすることができます。例えば「仕事に行くのが嫌だ」「理由は分からないけど、何となく気持ちが落ち込む」「ここ数日、眠れない」「経済的に困っている」など、相談は何でもかまいません。SODAだけで解決できない場合は、連携している支援機関につなげていきます。

 悩みは通常、いくつかが重なっています。例えば、「人間関係がうまくいかなくて、仕事に行けず、家族とも話したくなくて、経済的に困っている」など。ご本人も、何からどうしていけばいいかわからないという状態であることが少なくありません。そんなときは、専門家が入って、ご本人と一緒に一つずつ整理をしていきます。相談内容はどんなことでもいいですし、原因などが分からない、うまく話せなくても大丈夫です。気軽に訪ねていただければと思います。中には、親御さんからの問い合わせもあります」とのこと。内野室長は「小さい頃はよかったけど、大学に行ったり、社会に出たりしてつまずいてしまう方もいらっしゃいます。SODAは一応15~25歳の方を対象としていますが、中学生や26-29歳の方とも話すことができますので、何かあれば話しに来てください。外に出るのが辛い方とは、ビデオチャットで話すこともできます。「困ったら来る」というより、「困らないために来る」というイメージで、小さな事でもすぐに来て欲しいと思います」と言います。「問題を自分で整理してから来なくていいので、困っていたら取りあえず来てください。整理はみんなでしましょう」と。

 SODAでは、相談に来やすくするため、ガラス張りで外から見える建物にし、内観は明るく、ホーム・ページには相談員の紹介が書かれていまます。

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