就労移行支援事業所の役割とは?「何をしてくれる場所か」がわからない人のための基本整理
「就労移行支援事業所」という言葉は聞いたことがあるけれど、実際に何をしてくれる場所なのか分からない。そんな疑問を持つ方は少なくありません。就職に不安がある、体調や気持ちの波が心配、ひとりで就活を進めるのがつらい——そう感じるのは自然なことです。
この記事では、就労移行支援事業所の役割を生活者目線で整理し、どんな支援があり、どんな人に向いているのかを分かりやすくお伝えします。読み終える頃には、自分に合った次の一歩が見えてくるはずです。

就労移行支援事業所の役割とは?まず知っておきたい基本
就労移行支援事業所の役割を一言で言うと、職業訓練と就職支援の中間的な福祉サービスです。ハローワークや医療機関とも連携しながら支援を行います。履歴書の書き方や面接練習だけでなく、「どんな働き方が合っているのか」「何が不安なのか」といった気持ちの部分も含めて支援します。
就労移行支援事業所とはどんな場所か
一般企業で働くことを目指す障害のある方を支援する福祉サービスです。対象となるのは原則18歳以上65歳未満ですが、自治体の判断により継続利用ができる場合もあります。
ポイントは、「今すぐ就職できるかどうか」ではありません。体調や生活リズム、対人関係への不安などを抱えたまま無理に就職すると、長く続かないケースもあります。就労移行支援事業所は、そうした不安を一つずつ整理し、働き続けられる状態を整えるための場所でもあります。
- 利用期間:原則2年間(必要に応じて最長3年程度まで延長可)
- 役割:自分でも気づいていなかった強みに気づき、現実的な選択肢を見つけるサポート
ハローワークや病院との役割の違い
ハローワークは求人紹介や手続きが中心、病院は治療や診断を行う場所です。一方、就労移行支援事業所は日常的に通いながら、就職に向けた準備を積み重ねる場所です。それぞれ役割が異なり、併用することでより安心して就職を目指せます。
就労移行支援事業所は何をしてくれる?支援の仕組みと流れ
いきなり就職を目指すのではなく、段階を踏むことで「働けそう」という感覚を少しずつ育てていく仕組みになっています。
利用開始から就職までの大まかな流れ
- 見学・相談:実際の雰囲気を見て、自分に合うか確認します。
- 申請・利用開始:「障害福祉サービス受給者証」の交付を受け、通所を始めます。
- 訓練・スキル習得:生活リズムを整え、必要なスキルを身につけます。
- 就職活動:履歴書作成、面接練習、求人選びのサポートを受けます。
- 定着支援:就職後も職場に馴染めるようフォローを受けます。
就職後も終わりではない「定着支援」の役割
就労移行支援事業所による職場定着支援は、就職後おおむね6か月間を目関として実施されます。その後は「就労定着支援」という別の福祉サービスにつなぐことも可能です。困ったときに相談できる場所があることは、大きな安心につながります。
就労移行支援事業所で受けられる主なサポート内容
1. 働くための訓練・プログラム
基本的なビジネスマナー、パソコンを使った事務作業、時間管理の練習などが行われます。実際の職場を想定しながら、失敗してもやり直せる環境で練習できることが大きな安心につながります。
2. 就職活動そのものへの支援
「自分の強みをどう伝えるか」を一緒に整理し、履歴書作成や面接練習を行います。求人選びも、条件面だけでなく、本人の体調や特性に合った働き方かどうかをスタッフと確認しながら進めます。
3. メンタル面・生活面のサポート
定期的な面談を通じて悩みを整理したり、体調に合わせて通所ペースを調整したりします。「頑張りすぎていないか」を一緒に確認できる存在がいることで、無理なく前に進めるようになります。
就労移行支援事業所を利用するメリットと注意点
利用するメリット
- 就職に向けた準備をひとりで抱え込まなくていい。
- 客観的な視点から、自分では気づきにくい強みを整理できる。
- 「できないこと」より「できること」に目を向け、自信をつけられる。
知っておきたい注意点・向き不向き
- すでに準備が万全で「すぐに就職したい」方には、ペースがゆっくりに感じられることがある。
- 通所が基本となるため、一定の生活リズムが必要。
- 利用料は原則1割負担ですが、世帯所得により0円になるケースも多い(生活保護世帯や非課税世帯など)。
よくある誤解と、つまずきやすいポイント
- 誤解①:「就職できない人が行く場所」
実際は「就職に向けて準備を整えたい人」が、失敗を減らし長く働ける形を一緒に考えるために利用する前向きな選択肢です。 - 誤解②:「通えば必ず就職できる」
魔法の場所ではありませんが、「自分に合った働き方を見つける過程」を大切にすることで、結果的に納得のいく就職につながります。
就労移行支援事業所を選ぶときのチェックポイント
- 支援内容との合致:生活リズム改善、スキル習得など、自分の課題に合った支援があるか。
- スタッフとの相性:安心して相談できる雰囲気があるか。
- 通いやすさ:見学や体験利用を通して、自分が続けられそうだと感じられるか。
メルディアトータルサポートが大切にしている支援の考え方
メルディアトータルサポートの役割は、単に就職させることではなく、「安心して働き続けられる状態をつくること」です。
職業能力評価をもとにした個別支援計画を作成し、就労支援の専門スタッフが日々の通所や面談を通して丁寧に寄り添います。「自分の気持ちを整理できた」「急がなくていいと言われて安心した」という利用者の声を大切に、焦らず一人ひとりのペースを尊重します。
まとめ|就労移行支援事業所の役割を知り、次の一歩へ
就労移行支援事業所の役割は、就職を急がせることではなく、安心して働き続けられる準備を整えることです。もし今、不安や迷いがあるなら、相談すること自体が立派な一歩です。
メルディアトータルサポートでは、一人ひとりの状況に合わせた支援を行っています。支援内容の詳細は、下記ページも参考にしてください。
▶︎ 就労支援内容:https://mlda.jp/mts/employment_support/
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