日本カウンセリング学会 相互研究会参加報告
こんにちは。カウンセラーの小川です。
まだ6月なのに東京は30℃を超える日があって、日傘が手放せないです。
最近は男性用の日傘もあったり、完全遮光の日傘が流行っていますね。
完全の方がいい気がしてしまってわたしも買い替えようか迷いましたが
よく見たら今持っているものもわりと遮光率高いな、と思って今季は現状の日傘を使うことにしました。
6月でもこんなに暑くなるので、夏本番は心して臨まないとですね。
毎年夏は暑いんですが、毎年驚いています。
日本カウンセリング学会 相互研究会参加報告
先月のことですが、日本カウンセリング学会の相互研究会に参加してきました。全国から参加する方のいるオンライン開催回でした。
当たり前かもしれませんが、参加者は全員カウンセリングに携わっています。グループディスカッションやワークもあったのですが、スクールカウンセラー、個人でカウンセリングをされている方、特別支援学校の先生、大学の教授など、様々な方とお話しすることができました。
基本に戻って傾聴ワークを行ったり、カウンセリングで大事にしていることを聞き合うワークもあり、わたしも聞かれたことで言語化し、改めて認識することができたのが面白かったです。
漠然といつも思っていることを、明確に言葉にした瞬間からそれが存在する、ということを知る経験でした。
以下は、『カウンセリングを行う際に大事にしていること』というワークテーマに対してのグループメンバーとのやりとりです。
メンバー「カウンセリングを行う際に大事にしていることを教えてください」
わたし「透明であることです」
メンバー「無ということですか?鏡のような?」
わたし「そうですね、自己一致というか、言葉と自分の思いを一致させること、嘘がないというか」
メンバー「ロジャーズ(※)の言う『genuine(ジェニュイン・純粋性)ですね」
わたし「そうかもしれません」
その後、感想を述べ合う中で、他のカウンセラーさんから「genuine(ジェニュイン・純粋性)について話すのを初めて聞けた、嬉しかった」と言われました。
それがわたしも嬉しかったです。ジェニュインという単語はわたしは出していないのですが、反映して引き出してくださったのですね。
※ロジャーズ⇒カール・ロジャーズという現代カウンセリングの枠組みを作った方です。
エンカウンター・グループのファシリテーター論で知られる九州大学名誉教授の野島先生によりますと、カウンセラーは専門性3割、人間性7割と言われるそうです。
専門性も人間性も日々磨きながら、今日も来てくださる方、お一人おひとりの言葉に耳を傾けていきます。
よい一日を。
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