話をしているだけなのに心がどんどん軽くなる場所

　障がいのある方ご本人ではなく、その家族を支えるサポートルームとしてオープンしたカウンセリングルーム メルディア ウェルネス。「サポート」や「カウンセリング」といった文字が並ぶと、なんだか仰々しく感じてしまわれるかもしれませんね。困っていることとか悩んでいることに対して、その相談に乗ってくれるけれど、敷居の高い特殊な場所というイメージを持たれていますか。

　メルディア ウェルネスは、誰もが気兼ねなく訪れやすい新タイプのカウンセリングルームです。

　障がいをもつ家族を支えていくには、さまざまな迷いや悩みを抱えることになります。人には話しにくい心の澱のようなものもあるでしょう。障がいの当事者ではなく、支えている家族の思いに寄り添いながら、専門の心理カウンセラーがお話を伺い、サポートさせていただいています。

　さまざまな悩みを抱えた方たちが、訪れてくださるようになりました。「こういう場所が欲しかった」という声もいただきました。

　でも、ここは悩みを相談するだけの場所ではありません。もっと気軽におしゃべりをしに来ていただきたいのです。おしゃべりにはカタルシス効果といって、つらいことや不安、怒りといったマイナスな感情を口に出すことで、気持ちが晴れる効果があります。

（本誌に続く）

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