障がい者が力を発揮できるよう工夫された職場で市場で高評価される胡蝶蘭を作る!
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トピックス2024年05月27日
東京都中央卸売市場に入荷連絡が入ると、即完売になるほど評価が高い胡蝶蘭があります。実は、それを作っているのは、障がい者のみなさんでした。
農福連携で親亡き後も生活できるように
JR成田線で成田と我孫子の間に位置するのどかな住宅街の新木。ここに、帝人グループの特例子会社として、ポレポレファームを運営し、農福連携に取り組んでいる帝人ソレイユ(株)があります。設立は2019年2月で、現在、従業員は障がいのある方36名を含む48名です。
社長補佐の鈴木崇之さんは「障がいのある家族を持つ社員たち3名で、帝人(株)に特例子会社を作らないかと掛け合いました。実は、私はうつ病を発症したことがあります。そのとき、畑で作物を作って、心身共に救われました。同僚から「農福連携といって、農業と福祉は相性が良い」と聞いたこともあり、特例子会社を作りたいと思ったのです」と言います。農福連携とは障がい者が農業分野で活躍することを通じて、自信や生き甲斐を持って社会参画する取り組みで、国が推進しているものです。