心を軽く!~リアプレイザル~
今年も残すところあと約1か月半となりました。いかがお過ごしでしょうか。
暑さ寒さの両方に弱い支援員Kは、インナーのチョイスが毎朝うまくいかずに、汗だくになったり寒がって急いで温かい飲み物を買いに行ったりと、温度調節に苦戦しております。
さて、本日は私がここ数年取り入れている不安や緊張への対処法を一つご紹介します。
―リアプレイザル―
皆さん「リアプレイザル」という言葉をご存じでしょうか。
Reappraisal:今の感情を再評価し新たな意味づけをする「認知的再評価」
(re=再度 appraisal=評価)
リアプレイザルは、身体反応から引き起こされる感情の捉え方を「再評価」するものです。
ストレスを感じたときに、「心臓がドキドキする」「何だか落ち着かない」「そわそわする」など、ネガティブな身体反応を、「どうにかして落ち着かなくちゃ!」「深呼吸!」と考えても、余計に不安や緊張を感じてしまった経験は誰しもあると思います。
私は学生時代によく「人の字人の字…」と、発表前に手のひらに“人”という字を書いておりました。
とある国の実験データでは、緊張を感じた際に冷静になろうと意識した結果、かえって状況が悪化する傾向にあるとありました。
これは、ストレスに感じる現実や状況をよりしっかりと意識してしまうためにあることだそうです。
そこで今起こっている身体や感情の変化を再評価していきます。
・「心臓がドキドキする」「何だか落ち着かない」「そわそわする」→「ワクワクしてきた」
・「困難な状況だ」→「自分を成長させてくれるチャンスだ」
・「機嫌が悪い上司に怒られた」→「上司は昨日つらいことがあったのかもしれない」
・「集中できなかった」「思ったように仕事が進まなかったな」→「今日はゆっくり休んだほうがいいサインだ」
身体反応をネガティブに受け止めるのでなく、ポジティブに捉えることで“その状態から脱出しなきゃ”と無理やりその身体反応を取り除く必要がなくなります。
また、むしろ前向きな反応として受け止めることで実力が発揮できるようになるというものです。
この再評価のしくみは、心理学では認知行動療法の分野でも大きく活用されています。
物事をどのように受け止め、意味づけするのかは自分次第です。
最終的に自分自身がどのように出来事を捉えるかで、気分も体調もコンディションも大きく変わってきます。
★リアプレイザル(認知的再評価)と似たものにリフレーミングがあります。
詳しくはこちらもご覧ください♬ 過去の記事① 過去の記事➁
但し、この再評価を完璧に行えるようには少し時間がかかります。
私は“心の筋トレ”と呼んでいます。実際に心理学者もそのように表現していることが多いです。
初めは難しいと思いますが、繰り返し行うことで、心がとても軽くなるようになります。
皆さんも良かったらぜひ取り入れてみてくださいね!
メルディアトータルサポート上野では、障がいや特性がある皆様の就労に向けての準備をあらゆる面からサポートいたします。
物事の捉え方やストレスとの向き合い方なども、プログラムを通じて確認していきます。
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