スポーツを通じて 自分自身の成長、良い仲間との関係を築ける機会を
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トピックス2024年12月16日
目標に向かって努力すること、勝って得られる喜び、負けても次へと向かう力、対戦相手を尊重する。単にスポーツをするだけでなく、試合を経て社会に必要な学びを得る。気持ちの面の成長も大切にする湘南のアフタースクールに伺いました。
<語り:Ocean’s Love理事長 鈴木薫・アフタースクール代表 伊藤良師>
チームスポーツ、道具を使うスポーツ、それぞれの良さから学ぶ
アフタースクールOcean’s Love茅ヶ崎では、子どもたちが自然やスポーツを愉しむ中で自身の成長や良い仲間を作っていくことを目指しています。そのために、子どもたちが安心してチャレンジできる環境、様々な方と触れ合える環境づくりを行っています。スポーツ体験の開催にあたっては様々なアスリートやスポーツ関係者、そしてボランティアの皆さんにご協力いただいています。
今回のフロアホッケーでは、チームとしての協調性やみんなで一つの目標に向かうことを体感したり、道具を使うので相手を思いやって安全に配慮することなどを学ぶ機会になっています。様々なスポーツを体験する中で、違った側面からの学びを得てもらい、また自分にあったものや好きなものを見つけてほしいと思っています。(伊藤さん)
インクルーシブな学びができる場を目指して
アフタースクールの母体のOcean’sLoveではサーフィンスクールに加え就労支援プロジェクトも行っています。サーフィンを教え始めて10年ほど経った頃、最初の生徒たちが働く年代になりました。しかし作業所や企業での仕事で躓くとそこで辞めてしまう、家でも笑顔を中々見ないという話を親御さんから聞き、目的地が見えない道を彼らは進み続けるのかもしれない。入所できて良かったではなくて、彼らの就労前に〝働くこと〞を知ることが必要なのではと「ライフスキル」というプログラムを実施しています。例えば、子どもが好きだから保育士になりたいと保育園の仕事体験をしてみると、自分に足りないところに気づく。では、まずするべきことは何だろうと段階的に考える。自分にできることは最低限やって、ヘルプを求める時はちゃんと感謝の気持ちを伝える、そうした循環が生活の中でも働いている中でも活きてきます。(鈴木さん)
アフタースクールOcean’s Love茅ヶ崎
サーフィンやフロアホッケーといったスポーツ、体幹やバランスを鍛えるトレーニング、創作やワークショップなどの体験活動を行っている。アフタースクールインスタグラム:
https://www.instagram.com/as_oceans_love/
NPO法人Ocean’s Love
障がい児のためのサーフィンスクールとしてこれまでに18年間で延べ8000人の子どもたちが参加。全国でスクールを開催。Ocean’s Love HP:
http://oceanslove.com/