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就労移行支援事業所を「手帳なし」で利用するには?条件・費用・支援内容を専門家が解説


2025年10月11日

「働きたいのに、なかなか一歩が踏み出せない…」「自分にどんな仕事が向いているのか、もう分からなくなってしまった…」そんな風に感じて、毎日モヤモヤしていませんか?

もしかしたら、あなたは「障害者手帳がないから、就労移行支援事業所なんて利用できないだろう」と思い込んでしまっているかもしれません。
でも、安心してください。実は、障害者手帳がなくても就労移行支援事業所は利用できるんです。
この記事では、就労移行支援事業所を「手帳なし」で利用するための条件や、気になる費用、そして実際に受けられる具体的な支援内容について、専門家が分かりやすく解説していきます。あなたの「働きたい」という純粋な気持ちを、これからの希望ある未来へと変えるための具体的なヒントを、一緒に見つけていきましょう。

定着支援

メルディアトータルサポートは、あなたの「はたらきたい」という願いを希望に変える就労移行支援事業所です。

就労移行支援全般のサービス紹介はこちらから確認できます
https://mlda.jp/mts/

障害者手帳がなくても就労移行支援事業所は利用できる!その理由と条件を徹底解説

就労移行支援事業所は、障害や精神的な不調が原因で、一般企業での就職に困難を感じている方が利用できる、公的な福祉サービスです。具体的には、就職に必要な知識やスキルを習得したり、就職活動そのものをサポートしたり、さらには就職した職場で長く働き続けられるよう定着支援を行ったりと、あなたの

「働く」を総合的に支える場所なんです。

このサービスは、障害者総合支援法という国の法律に基づいて運営されています。原則として18歳以上65歳未満の方が対象となり、事業所に通いながら、生活リズムの安定、パソコンスキル、ビジネスマナー、人とのコミュニケーション能力などを身につけていきます。最終的には、皆さんが希望する一般企業への就職を目指していきます。メルディアトータルサポートも、この法律に基づき東京都から指定を受けた事業所として、皆さんの就職支援を行っています。

なぜ「手帳なし」でも利用可能なの?見落としがちな利用条件

「障害者手帳がないと利用できない」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、実は就労移行支援事業所は、障害者手帳がなくても利用できます。

その主な条件は、以下の3つです。

  1. 医師の診断書や意見書があること:精神科や心療内科など、専門の医師が「就労移行支援の利用が適当である」と判断した診断書や意見書がある場合です。
  2. 定期的に通院していること:精神的な不調や障害に対して、医療的なフォローを継続して受けていることが大切です。
  3. 自治体が利用を認めた場合:住んでいる市区町村の自治体が、手帳の有無にかかわらず、就労支援が必要であると判断した場合も利用可能です。

 

「手帳なし」でも利用できるのは、障害者総合支援法が「就労に困難を抱える全ての人々が支援の対象となること」を目的としているためです。障害があるにもかかわらず、手帳を持っていないという方は意外とたくさんいますので、諦めずにぜひ相談してみてください。

診断書がないと利用は難しい?必要な準備をチェックしよう

基本的に、医師の診断書や意見書がなければ、就労移行支援事業所の利用は難しいとされています。これは、私たちがあなたの今の状況を正確に把握し、一人ひとりに合った最適な支援計画を立てる上で、専門医の客観的な情報が不可欠だからです。
もし、まだ診断書がない場合は、まずは心療内科や精神科などの医療機関を受診し、自分の体調や心の状態について専門の医師に相談することから始めてみましょう。そして、就労移行支援の利用について、医師に意見を求めてみてください。

障害者手帳と障害福祉サービス受給者証の違いを理解しよう

障害者手帳を持つメリット・デメリットを整理しよう

障害者手帳は、障害のある方が社会でさまざまな支援やサービスを受けるための証明書です。手帳を持つことには、多くのメリットがあります。

メリット:

  • 医療費の助成:特定の医療費の自己負担額が軽減されることがあります。
  • 就労支援サービスの利用:障害者雇用枠での就職活動が可能になり、企業から障害特性に応じた合理的配慮やサポートを受けやすくなります。
  • 公共交通機関の割引:通勤や通学にかかる交通費を抑えることができます。
  • 税制上の優遇:「障害者控除」が適用され、所得税や住民税が軽減される場合があります。
  • 各種手当の受給:障害年金など、経済的な手当を受けられる可能性があります。

一方で、デメリットも存在します。

デメリット:

  • 社会的偏見の可能性:手帳を持つことで、残念ながら不必要な偏見や誤解を受ける可能性もゼロではありません。
  • 手続きや更新の手間:手帳の申請には診断書や申請書類の準備、役所での手続きが必要で、定期的な更新も求められます。
  • プライバシーの問題:自身の障害が公になることへの抵抗を感じる方もいます。

手帳を持つかどうかは、自分の状況や価値観によって大きく変わるデリケートな問題です。メリットとデメリットをよく比較検討し、納得のいく選択をすることが何よりも大切です。

就労移行支援の利用に必須!障害福祉サービス受給者証の重要性

就労移行支援事業所を利用する際に、障害者手帳以上に重要となるのが「障害福祉サービス受給者証」です。この受給者証は、障害福祉サービスを利用するための必須条件であり、これがないと原則として就労移行支援を含むさまざまな福祉サービスを受けることができません。
受給者証を持つことで、あなたは経済的な支援を受けられるだけでなく、利用できる就労支援の幅も大きく広がります。つまり、「働きたい」というあなたの願いを現実にするための、大切な「チケット」のようなものだと考えてください。

受給者証の申請方法と必要な書類を準備しよう

障害福祉サービス受給者証の申請は、住んでいる市区町村の福祉窓口で行います。申請には、一般的に以下の書類が必要となります。

  • 医師の診断書または意見書:就労移行支援の利用が必要である旨が記載されているもの
  • 自立支援医療受給者証:持っていれば
  • 身分証明書、マイナンバーカードなど

必要書類は、地域によって異なる場合がありますので、事前に自治体の窓口や、利用を検討している就労移行支援事業所に確認することが大切です。メルディアトータルサポートでは、受給者証の申請手続きについても丁寧にサポートしていますので、分からないことがあれば、いつでも気軽に相談してください。

手帳なしでも安心!メルディアトータルサポートで受けられる具体的な支援内容

メルディアトータルサポートは、知的障害、精神障害、発達障害、身体障害、難病など、さまざまな障害を持つ方が一般企業での就職を目指せるよう、サポートを提供する就労移行支援事業所です。一人ひとりの困りごとに応じた能力評価と支援を提案し、あなたの「はたらきたい」という気持ちを希望に変えるための支援を提供しています。

就労支援の具体的な内容やプログラムについては、就労支援内容ページでさらに詳しく解説しています。

あなたの未来をデザインする!メルディアトータルサポートの4つのステップ

メルディアトータルサポートでは、利用者さん一人ひとりに合わせた個別支援プログラムに基づいて、就職までの道のりを丁寧にサポートしていきます。

職業相談 – 未来への第一歩、丁寧にお話を伺います

「社会に参加するためにどんなことを叶えたいですか?」「どんなことに困っていますか?」あなたの気持ちをじっくり伺います。どんな未来を希望しているか、どんなことに不安を感じているか、これまでの経験、些細な疑問でも構いません。一つひとつ丁寧にお話を伺い、解決へのお手伝いをします。

職業能力評価 – 自分らしさの発見に

MWSやTTAPといったツールや、YG性格検査、職業レディネステストなどを活用し、実際の作業体験を通して、あなたの「得意なこと・苦手なこと」「仕事への興味・関心」を見える化します。これにより、これからどんな働き方が合っているのか、どんな工夫が必要かなどを客観的に知ることができ、未来を考えるための大切な材料として活用できます。

生活支援 – 就労準備の土台づくりに

「働く」を叶えるための土台として、体調の安定、時間管理、円滑なコミュニケーションの基礎(発信力、受信力)などがどの程度できているかを確認し、生活能力を高めるサポートを行います。パソコンの基本操作や軽作業訓練、コミュニケーション訓練など、働くための幅広い基礎トレーニングを無理なく実施していきます。

就労支援 – 新しいスタートを安心に

生活面の課題がクリアできた後は、いよいよ就労に向けた取り組みを本格化させていきます。応用トレーニング、応募書類の作成サポート、面接練習など、きめ細やかな就労サポートを提供します。就職はゴールであると同時に、新しいスタートラインでもあります。メルディアトータルサポートでは、就職後も10年後も長く働き続けられるよう、業務上の困りごとや人間関係の悩みに対する定着支援も行っています。希望があれば、最大3年6ヶ月までの定着支援が受けられます。

実践的なスキルが身につく!充実のプログラム内容を体験しよう

メルディアトータルサポートでは、就職に必要なスキルを段階的に身につけられるよう、多彩なプログラムを用意しています。
【技能】:PCスキル(Word, Excelなど)や実務業務、軽作業訓練を通じて、自己理解を深めながら仕事の土台を固めます。
【コミュニケーション】:グループワーク、グループディスカッション、ジョブコミュニケーションプログラム、ソーシャルスキルトレーニング(SST)を通じて、無理のない人間関係を築くスキルを学びます。
【座学】:ライフプログラム、ワークプログラム、ビジネスマナーなど、安定した長期就労のための生活面・就労面の知識を講義形式で学びます。
【実践】:ジョブトレーニングを通じて、これまでに習得したスキルを模擬的な就労環境で実践します。これにより、就職活動での具体的なアピールポイントを見つけることができます。
これらのプログラムは、利用者さん一人ひとりの特性や希望、体調に合わせてカスタマイズされます。無理なく、自分のペースでスキルアップが実現できるよう、スタッフが丁寧にサポートします。

あなたの悩みに寄り添う!専門スタッフによるサポート体制

メルディアトータルサポートには、多様な専門資格を持つスタッフがチームとなって、あなたの就職をサポートしています。
サービス管理責任者:個別支援計画の作成や管理を行い、支援全体の方向性を統括します。

  • 就労支援員:就職活動のサポートや、あなたに合った職場開拓を行います。
  • 職業指導員:職業訓練やスキル向上のための具体的な指導をします。
  • 生活支援員:日常生活や健康管理に関する相談に応じ、安定した生活をサポートします。
  • 精神保健福祉士:制度の紹介や生活支援、精神的なケアを通じて、安心できる環境を整えます。
  • ジョブコーチ(職場適応援助者):就職後に職場にスムーズに適応できるよう、具体的な支援を行います。

経験豊富なスタッフが、あなたの強みを活かし、課題を一緒に解決しながら、就職という目標に向かって二人三脚で伴走します。「体調の波があって不安」「人とのコミュニケーションが苦手」「どんな仕事が向いているか分からない」といった、就職に向けて抱えるさまざまな悩みに、私たちは親身に寄り添い、サポートします。

就労移行支援を最大限に活用!利用の流れと気になる費用

就職までの道のりを明確に!利用開始までのステップ

就労移行支援の利用は、以下のステップで着実に進められます。

STEP1:相談・見学・職業能力評価(3日間) まずは無料相談・見学で事業所の雰囲気を自分の目で確認し、あなたの希望や不安な気持ちを私たちに聞かせてください。

STEP2:利用開始(2~6週間) 個別支援計画を作成し、現在のスキルや課題を把握します。この時期は、まずは無理のない通所ペースから始め、事業所や環境に慣れていきましょう。

STEP3:適応 通所日数や時間を徐々に増やし、通所や環境へ慣れていただく期間です。無理なく継続できるリズムを見つけていきます。

STEP4:技能習得 週5日の安定した通所を目指しながら、体調・精神管理を継続し、各種プログラムを通して具体的な技能習得を行います。

STEP5:就職準備 各種プログラムでスキルが向上してきたら、模擬面接や履歴書作成のサポートを受け、就職希望先の確認を行うなど、本格的な就職準備に入ります。

STEP6:就職活動(2ヶ月)・定着支援(6ヶ月) 合同面接会への参加や、あなたの希望にマッチする企業への応募など、就職活動を全力でサポートします。就職はゴールではなく、新しいスタートです。就職後も、希望に応じて最大3年6ヶ月までの定着支援を行い、長く安定して働けるよう支え続けます。
一人ひとりのペースに合わせて進めるため、利用期間は個人差があります。焦らず、自分のペースで着実にステップアップしていきましょう。

利用期間はどのくらい?長期的な視点で就職を考えよう

就労移行支援事業所の標準利用期間は24ヶ月(2年間)と定められています。これは、自治体の支給決定に基づいて設定される期間です。もちろん、個人の状況や目標に応じて期間は異なります。例えば、早期の就職を目指すことも可能ですし、状況によっては延長の条件が適用される場合もあります。
大切なのは、この期間を最大限に活用し、集中的に訓練を受け、目標とする就職を目指すことです。担当スタッフと相談しながら、あなたにとって最適な利用計画を立てていきましょう。

気になる利用料金は?ほとんどの方が「無料」で利用しています

「就労移行支援事業所の利用には、費用がかかるのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。でも、安心してください。就労移行支援事業所の利用費用は、原則として国の制度に基づいており、多くの方が自己負担なく利用できる仕組みになっています。
前年度の世帯収入などによって負担の有無が判断されるため、費用が不安な場合でも、まずは事業所に相談することで、詳細な案内を受けることができます。メルディアトータルサポートでも、実際にはほとんどの方が無料で利用されています。諸条件により費用負担が発生する方もいますが、詳しくは問い合わせていただければ、個別に説明します。

交通費や昼食費については、一部の事業所で支援が用意されている場合がありますが、制度の内容は地域や自治体によって異なるため、利用を検討している事業所に直接確認してみるのが確実です。

後悔しないために!就労移行支援事業所の選び方と成功の秘訣

自分に合った事業所を見つけるための5つのチェックポイント

就労移行支援事業所を選ぶ際は、「自分に合っているか」という視点が何よりも大切です。後悔しないためにも、以下の5つのチェックポイントを参考に、あなたに最適な場所を見つけてみましょう。

  1. 就職実績を確認する:就職率だけでなく、就職後の職場への定着率や、どのような業種・職種に就職しているかの傾向も確認してみましょう。自分が希望する職種への実績があるかどうかも、判断材料になります。
  2. プログラム内容と進め方を見極める:提供される訓練内容が多様で、かつ一人ひとりの体調やペースに合わせて柔軟に対応しているかを確認しましょう。無理なく通所を始められ、徐々にステップアップできる仕組みになっているかが重要です。
  3. スタッフ体制と支援の手厚さを比較する:多職種の専門スタッフが連携し、個別面談や相談の機会が充実しているかを確認しましょう。あなたに担当者がつき、定期的な個別面談が実施される体制があるかどうかも大切です。
  4. 通いやすさとアクセス環境を重視する:自宅からの距離、交通手段、通いやすい時間帯など、無理なく通所を継続できる環境かを考慮しましょう。見学の際に、実際の所要時間や周辺環境も確認しておくと安心です。メルディアトータルサポートは、上野御徒町駅・仲御徒町駅A7出口直結という好立地で、無理なく通所できると多くの方に評価いただいています。
  5. 個別支援の具体性を確認する:支援計画の作成・見直し頻度、プログラムの柔軟な調整など、あなたの障害や状態に応じた配慮が具体的に行われるかを確認しましょう。

手帳なしでの就職・転職を成功させる「オープン就労」と「クローズ就労」

就職活動には、自身の障害を企業に伝えるかどうかで「オープン就労」と「クローズ就労」という2つの方法があります。
オープン就労:障害を企業に開示して働く方法です。障害者雇用枠での就職が可能になり、企業からの合理的配慮やサポートを受けやすくなります。障害への理解がある職場で、安心して働きたい方に適しています。
クローズ就労:障害を企業に開示せずに、一般雇用枠で働く方法です。プライバシーが保たれるというメリットがありますが、障害への配慮やサポートを受けにくい可能性があります。
自分の状況や希望に合わせて、どちらの働き方が適しているかを、事業所のスタッフと相談しながら慎重に選択することが重要です。

まとめ

この記事では、就労移行支援事業所を「手帳なし」で利用するための条件や費用、そして具体的な支援内容について、詳しく解説してきました。障害者手帳がない場合でも、医師の診断書や自治体の判断があれば、就労移行支援事業所を利用できるということがお分かりいただけたのではないでしょうか。大切なのは、一人で悩みを抱え込まず、専門機関に相談し、自分に合ったサポートを見つけることです。
「働きたいけど、なかなか自信が持てない」「何から始めたらいいのか、もう途方に暮れている…」もし、あなたが今、そんな風に感じているなら、メルディアトータルサポートがその一歩を力強く支えます。駅直結の通いやすい立地、あなたの特性に合わせた個別プログラム、そして多職種の専門スタッフによる手厚いサポートで、あなたの「はたらきたい」という想いを現実に変える手助けをします。
「手帳なし」でも、あなたの働く未来は開けます。まずは私たちと一緒に、最初の一歩を踏み出してみませんか?

▼今すぐ相談したい方はこちら【メルディアトータルサポート】公式サイト:https://mlda.jp/mtsinquiry/

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