一年を振り返ることは心を整えるセルフケア
こんにちは。カウンセラーの芳川です。
12月に入ると、「もう一年が終わるなんて早い」と毎年言っているように思います。
振り返ってみると、頑張ったことも、うまくいかなかったことも、どれも「自分の時間」だったと感じています。
家のこと、子どものこと、仕事のこと…
気づけば誰かのために動き続けた一年だった方も多いのではないでしょうか。

「できなかったこと」より「続けてきたこと」に目を向ける
本当はいろんなことをやってきたはずなのに、年末は「今年も何もできなかった」「もっとああすればよかった」と、落ち込んだり、反省しやすい時期でもあります。
たとえば、朝起きてご飯を作ったり、子どもを送り出したり、何度も声をかけたり。
どれも当たり前のように見えますが、実はひとつひとつに努力や工夫があったのではないでしょうか。
ちゃんとできなかった、もっとやれたのに、そう思うことも多いかもしれませんが、
どんな小さなことでも、当たり前に思うようなことでも、日常を支えるための大切な行動だったのだと思います。
とくに家族を支える立場にいる方は、「自分の頑張り」よりも、「誰かのための頑張り」を優先してきたのではないでしょうか。
頑張れた理由を思い出す
日々、生活や仕事に追われていると、自分の原動力を意識することはあまりないかもしれません。
特にお母さんたちは、自分のためにというよりも「子どものため」「家族のため」に動くことが多いと思います。
こうして日々を過ごせるのは、子どもの笑顔や家族のありがとう、誰かの小さな励ましがあったからかもしれないですね。
実は人との関わりが、日々の原動力になっていたという方もいるはずです。
「なぜ頑張れたのか?」を思い出すと、感謝や自分への優しさも見えてきますので、ぜひ自分の原動力を振り返ってみてください。
「誰かのために動いていた」「もう少し頑張ろうと思えた」
その理由を見つめることは、自分への労いにも繋がりますよ。
年の終わりはリセットではなく継続
新しい年を「リセット」と捉えて心機一転頑張るのも良いですが、「ゆるやかに次の1年へつなげていく」という考え方も大切です。
うまくいかなかった日も、悩んだ時間も、次に進んでいくためのエネルギーになります。
新しい年だから頑張らなきゃ!と気合を入れすぎると、かえって疲れてしまうこともありますよね。
特に家族や子どものサポートを頑張ってきた親御さんほど、「もっと頑張らなきゃ…」「来年こそはちゃんとしなきゃ」と、つい自分を追い込んでしまうことがあります。
そんな風に思う方は、もう十分すぎるほど頑張っているのだと思います。
無理をせず、少しずつ自分のペースで進んでいく、そんな風にやわらかく次の一年へとつなげていきたいですね。
おわりに
一年を振り返ると、誰もが思っている以上に頑張ってきたのだと思います。
ぜひ皆さんも、できなかったことよりも、続けてきたこと、支えてきたことに目を向けてみてください。
頑張ってきたのですから、自分で自分をほめる責任があります。
「今年もよくがんばった!!」そんな風に自分自身に声をかけてあげてくださいね。
ゆるやかに新しい年に向けて過ごしていきましょう。
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