【プログラム紹介】SST
こんにちは！メルディアトータルサポート上野・支援員のKです。
本日は、当事業所で実施しているプログラム「Social Skills Training （SST）」を紹介します。
★前回の記事はこちら：2024年4月SST紹介
学校や職場、家族など、あらゆるコミュニティの中で、対人関係やコミュニケーションは切っても切れないものです。
相手との会話の中で、話しかけるタイミングや会話の展開などで困ったことはありませんか？
特に私たち現代人は、新型コロナウイルスの流行という大変な時代に直面しました。
コロナ禍を経て、マスク着用が求められることが多くなったことや直接顔を合わせて接する機会が減ったことで、表情や場の雰囲気を読む力が育ちにくくなり、コミュニケーション力の低下を招いたことも社会的な課題となっています。
また、ZoomやSkypeなどのツールを用いてオンライン上で会話をする場面も増えましたが、画面の中の少ない情報で、相手の様子を伺いながら会話を円滑に回すのは、実際に会ってやりとりすること以上の難しさを感じることも多い印象です。
SST（ソーシャルスキルトレーニング:社会生活技能訓練）は、主にコミュニケーション面において社会で生きていくのに必要なスキルを習得するための訓練のことです。※以下「SST」とします。
SSTでは、その日のテーマに関する講義と日常生活や職場の場面を想定したロールプレイで実践に繋げて学んでいきながら、皆さんの経験や会話の引き出しを少しずつ増やしていくことが目的です。
―取り上げているテーマ（一部）―
・挨拶
・依頼する
・意見に同意する/しない
・話しかける
・会話を終わらせる
・Iメッセージ
・ゴーサイン/ノーゴーサイン など
社会に出ると、「しっかり空気を読んで」「もっと感じよくやってよ」などと上司から言われることがあります。
しかし、実際には”空気を読む””感じがいい”といったものが何なのかが正直よく分からないものです。
実際に言われてしまったことで、「頑張っているのにな…」と落ち込むこともありますよね。
SSTの講義では、その抽象的な”空気を読む””感じがいい”を具体的なポイントとして皆さんにお伝えしていきます。
★空気を読む＝適切なタイミングを見極める⇒OK（もしくはNG）のときはどんなサインが出ているか？
★感じがいい＝相手にとって気持ちがいい態度⇒どんな振る舞い、表情、声のトーンで対応したら良いのか？
また、講義でポイントを確認した後にロールプレイを通じて実践に繋げていきます。
社会経験が長い方でも、改めてポイントを意識しながらコミュニケーションを図ってみることで、再発見があるかもしれません。
他のメンバーの方のロールプレイを客観的に見ることで得られる学びもたくさんあります。
SSTは、100％の正解を披露する場所ではありません。
周りの方が心地よいと感じるコミュニケーションのコツを意識しながら実践してみることが大切です。
コミュニケーションが苦手だと感じる方もご安心ください。
メルディアトータルサポート上野では、お互いがお互いの良い練習に繋げられるように、メンバー間で助け合いができるように訓練を行っています。スタッフも一緒にいるので大丈夫です♬
また、参加方法についてもスタッフと相談しながら決めていきます。
まずは、見学から。少しずつ、段階的なステップを踏みながら進めていきましょう！
コミュニケーションや人間関係でお悩みの方、時間をかけてゆっくり練習したい方、是非一度SSTを見に来てみませんか？
メルディアトータルサポート上野では、障がいや特性がある皆様の就労に向けての準備をあらゆる面からサポートいたします。
・障がいをお持ちの方、障がい者雇用を検討している方
・特性と向き合いながら自分に合う仕事を探したい方
・仕事の中で困り感を感じている方
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