愛川ゆず季さんインタビュー・誰だって、良いところはいっぱいある!もっとポジティブに、もっと明るく!
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トピックス2024年05月20日
子どもの様子を見て「もしかしたら自閉症かもしれない」と感じたとき、皆さんは冷静でいられるでしょうか?不安のあまりパニック障害に陥ってしまった愛川 ゆず季さんですが、息子さんを受け入れ、成長を喜べるまでになりました。
「息子は自閉症?」不安のあまりパニック障害に
かつて、アイドルレスラーとして人気を博した愛川 ゆず季さんには、5歳になる自閉症の息子さんがいます。「1歳を過ぎた頃、抱っこをしているといきなり大声で笑いだしたんです。そのとき、何かちょっとおかしいなと思いました。2歳ぐらいになると、積み木を一列に並べたり、手のひらを自分に向けて普通の人とは逆向きでバイバイをしたり、言葉が遅い、なかなか目が合わない、しゃべりかけても気が向いたときしか反応してくれないなど、気になることが増えてきました。さらに、パパとかキャラクターの名前など、1歳半で言えていたはずの言葉が、2歳になると言えなくなったんですよ」と愛川さん。「初めての子育てなので、育児本を読みながらだったのですが、とにかく手の掛かる子だとは思いました。感覚が過敏だから、ウンチをするだけでも泣くんです。頭を床にガンガンとぶつけるなどの自傷行為もありました」とも言います。
気になった愛川さんは、ネットを調べるようになったそうです。愛川さんは、当時を「子育てや家事から離れられるのは夜中なので、その時間にネットを見るんですが、調べれば調べるほど、どんどん自分が病んでくるんですよ。これだけ当てはまれば自閉症だろうなと…」と振り返ります。「最終的には、自閉症が治るサプリとか、この布団で寝れば症状が軽くなるみたいな怪しいサイトにたどりつくんです。その頃が一番、精神的にきつかったですね」と。
「他の子と違うと思いたくないので、息子が積み木を並べていると、『並べないで』と崩してしまうなど…可哀想なことをしました。そして、動画やテレビを見せすぎたから言葉が少ないのかなとか、あまり絵本を読んであげなかったからかなとか、すごく自分を責めました」
(本誌に続く)
愛川 ゆず季
1983年5月16日生まれ。愛媛県新居浜市出身。5歳から始めたクラシックバレエではロシア留学も。2003年からグラビアアイドルとして活躍後、2010年にプロレスラーとして活動を開始し、スターダムの第一線で活躍。2013年4月にプロレス引退を表明。2017年9月に一般男性との結婚を発表、翌年に第一子を出産。2022年に開催されたベストボディ・ジャパン日本大会のフィットネスモデル部門で初出場グランプリを獲得する。