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周りに頼る術を身に付けて、 心の向こう側にあるポジティブな気持ちを見つけてほしい

トピックス2024年09月17日

お笑い芸人や俳優、絵本作家など幅広いジャンルで活躍する鳥居みゆきさん。出演番組をきっかけに児童発達について学びたいと資格を取得されました。発達障がいの理解が広がってほしいと、現在の想いを聞かせてくださいました。






児童発達について正しく答えられるようになりたい

NHKのEテレ「でこぼこポン!」への出演をきっかけに周りの人や街で声を掛けられる際に発達障がいについて質問をされることが増えたと言う鳥居さん。その時に「私はでこりん役として演じているだけなので、分からないと答えるしかなかったのです。けれど、それではダメだ、もっと自覚を持ちたい、正しく答えられるようになりたいと思って」と、発達障がいに関する2つの資格を取得されたそう。「勉強しているときは、興味があるから内容がスラスラと頭に入ってきました。学生時代は記憶してそれを書けばいいやと思っていましたが、今回は分からないことがあればちゃんと咀嚼して、意味を正しく理解しようと取り組んでいましたね」と話します。

「〝児童発達支援士〞では、発達障がいの特性を知って、その特性に合った働きかけのアプローチ方法を学び、〝発達障害コミュニケーションサポーター〞では社会生活における人間関係を円満にするためのコミュニケーションスキルを、どうすれば高められるかという内容になっています」。

資格を取得したことで子どもとの関わり方に変化があったかを伺うと、「甥っ子との接し方が変化しました。以前は『みゆきちゃん、これってどういう意味?』と聞かれたら『こういうことだよ』と答えを返していましたが、勉強後は『どういうことだろうね、一緒に考えよう!』という風に」と、子どもたちの考えや表現を刺激するように接するようになったそう。「自分がそれほどちゃんとした人間かって聞かれたら、そうではないので。大人だからといって少しうぬぼれて『教えてあげなきゃ』という風になっていたことを改めました」。




<鳥居さんが資格勉強していた時のノート>


1人で解決するのではなく、周りの力を借りていく

番組はどんな制作現場なのでしょうか。「おもしろいですよ。でこりんにもぼこすけにも、それぞれ得意なことと苦手なことがあり、中でも私はでこりんに似ているなと感じる部分もあります。例えば、気に入ったものへのこだわりです。ある回で、でこりんのお気に入りのボールペンのインクが切れて使えなくなり、それじゃなきゃ嫌だと言いますが、妥協点を見つけていこうという話がありました。まさに私も同じような展開になったことがあり、似ているなと。ですが、全く違うところもあります。私は文字から記憶するタイプですが、でこりんはそうではないなど。覚え方一つでも色んなタイプの人がいるんだと勉強になります。聞いて覚えられる方が楽じゃん、できない自分は大変な思いをしてきたと思っていたけれど、できるが故の苦しみもあるんだなと分かりました。要は無いものねだりで、無いからこそいいように見えているだけで、互いに羨ましがっている世界なのだと思います」と語ります。「番組のいいなと思うところは、例えば悩んで頑張って1人で解決するのではなくて、『こうしてみたら』と言って、『そうしてみるね』と試して、でもそれが結構な確率で上手くいかない。『それだったら、こうしてみたら』と周りの人の力を借りて自分で考えるんです。「自分で考えな」でもなく「こうすればいいんだよ」と言われるのでもないのです。発達障がいの子やグレーゾーンの子に向けた番組とは言っていますが、みんなに共通すると思います」と話します。






<子どもと話しているときの方が気持ちが楽だと話す鳥居さん>


 

鳥居みゆき

でこぼこポン!

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