ストレングスモデル~「ストレングス」ってなに?
こんにちは。カウンセラーの小川です。
仕事の合間にたまたま通りすがった豊川稲荷。
立ち寄ってみたところ、お願い事がぶら下がった真っ赤な風鈴が風に揺られていて、音も景色もとても涼やかでした。
複数の風鈴の重なる音色は本当に好きな音のひとつだなぁと実感。
神社と風鈴、日本の風情のかたまりです。
ストレングスモデル~趣味も環境もストレングス
福祉の考え方に『ストレングスモデル』という言葉があります。
これは、弱みやできないこと、不得意、病気そのものに着目するのではなく、強みに着目した取組みのことを言うのですが、この「強み」というのは長所や得意なことだけを指している訳ではありません。
ストレングスは、強み、長所、得意なものの他に、心地よい環境、好きなもの、趣味なども入ってきます。
障がいがある方の場合、どうしても生活がしづらいことが出てきます。そうすると、できないことをできるように、苦手なことを克服して、一般の世界に合うように取り組みがちになります。
トレーニングしたらできることはやった方がいいですし、克服できることなら克服した方がいいです。
ただ、そこばかり見ていると、人は自尊心を失っていきますし、自己肯定感も下がっていきます。
先日ラジオでロッチのコカドさんが趣味のミシンにはまっていて、仕事よりも趣味の方が付き合いが長い、だから大切にしたい、というような話をしていました(言い方が少し違うかもしれません)。
たしかにそうだなぁ、と思い、もちろん仕事が趣味という方もいますが、それも含めて『趣味』があること、またそれができる人生であることが、ないのと比べてどれだけ豊かか、と考えます。
そういう訳で、唐突ですが「ストレングスを探してみようキャンペーン」を実施してみるのはいかがでしょう。
強み、長所、得意、苦手ではないこと、好きなもの、趣味、落ち着ける環境、場所、人。
意識しないとどうしても人はマイナス面が目につきますので、意識的にプラスを見つけていけると、少し生きやすくなるかもしれません。
ご家族のいる方は、自分のストレングスと、家族のストレングスもぜひ探してみてください。
夏休みのお題になるでしょうか。
カウンセリングでできること
ストレングスのお話しでカウンセリングで行うことと言えば、どうしてもマイナス面しか目に行かないクライエントさんに対して、別の側面はないか、見つけていただくよう促すことがあります。
ひとりで考えていると、自分を責めたり、人を責めたり、落ち込み過ぎたり考え過ぎたりすることがありますよね。
カウンセリングが終わった後に「話すことで考えが整理できました」、「客観的に見てもらえるので助かります」といったお言葉をいただくことも多くあります。
双方向に話すことで新たな発見を得られることも多くあります。少し敷居が高いと感じがちなカウンセリングですが、まずは試しに使ってみようという気持ちでお問い合わせくださいね。
よい一日を。
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