緊張すると頭が真っ白になる ー脳の不思議ー
みなさんこんにちは。カウンセラーの芳川です。
楽しみにしていた月曜ドラマ「アンメット」がついに最終回を迎えてしまいました。
最終話は登場人物たちの温かさに溢れており、他者を思いやる大切さを再認識したラストでした。
今回は、主人公(杉咲花さん)の記憶障害を主軸にストーリーを展開する医療ドラマ、アンメットにちなみまして、脳に関する不思議を一つご紹介します。
皆さんは「緊張して頭が真っ白になる」という経験をしたことはありますか?
大切な試験、自己紹介、披露宴でのスピーチなど、緊張しがちな場面はたくさんあります。
失敗したくない、よく見られたい、と思うほど緊張するもの。
そして緊張感が過度に高まると頭が真っ白になります。
頭が真っ白なときに起きていること
人は緊張すると、記憶を司る”海馬”に「緊張してるよ」という信号を伝えます。
緊張の信号が”海馬”に届くと、”海馬”は昔の失敗した記憶を引っ張り出してきます。
ネガティブな記憶が呼び起こされることで、さらに緊張状態が高まり、脳の”前頭前野”(感情、行動のコントロール、意思決定などの役割)への回路が一時的にストップ。結果的にほかのことを考えられなくなると言われています。
緊張を和らげる方法
頭が真っ白になりやすい人はストレス耐性が低い傾向にあるので、真っ白になる前に対策を打っておくのが良いでしょう。
・「緊張するのは当然」と考える
「緊張してはいけない」と思うほど緊張感が高まります。「この場面では自分は緊張するだろうな」と、客観的に自分を見ることが大切です。
・「失敗しても大丈夫」と思っておく
うまくいかないことも想定しておくことで緊張を和らげることができます。同じシチュエーションで真っ白になるのであれば、うまくいかなかったときの対策を用意しておくことで落ち着いて行動しやすくなります。
・「深呼吸」する
ゆっくりと呼吸を繰り返すことで副交感神経が優位になるため、力が抜けやすくなります。
当カウンセリングルームでも「緊張しやすい、すぐ頭が真っ白になり困っている」という相談をよくお受けします。
カウンセリングを通して一緒に対策を考えることもできますので、お困りの方はお気軽にお問合せくださいね。
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