【発達障害】危ないことをする子どもに、叱る前に知ってほしいこと
こんにちは。カウンセラーの芳川です。
気づけば1月も終わり、2月もあっという間に過ぎていきそうです。
ぼんやりと、洗濯物の乾きが遅いな~などと思いながら日々を過ごしていますが、
お子さんのいるご家庭は年度の変わり目が近づき、慌ただしい日々を過ごしている方も多いかもしれませんね。

子どもの危ない場面
園や家庭で、危ない!ダメ!と思わず声を上げてしまう瞬間はありませんか。
・高いところに登る
・走り回って飛び出す
・友だちを押してしまう
・危険な物に触ってしまう
そんな姿を見ると、
「どうしてこんなことをするの?」「何度言っても分からない…」
と、心配や戸惑いが大きくなりますよね。
こちらがヒヤッとするお子さんの行動は、わざとではでないことがほとんどです。
危ない行動と発達特性
子どもが危険な行為を繰り返す背景には、
発達段階や特性が深く関係しています。
たとえば、
・衝動性が強く、考えるより先に体が動く
・興味のあるものに強くひかれ、周囲が見えなくなる
・危険を「危険だ」と実感しにくい
・待つことが苦手で、動いてしまう
これはしつけ不足でも、親の関わり方の失敗でもありません。「その子の脳や感覚の特徴」として起きている行動なのです。
よくある危ないこと
発達特性に関連してよく見られる行為
・高いところから飛び降りる
・窓やベランダに近づく
・走り回る・急に飛び出す
・電化製品やコンセントを触る
・友だちを押す・たたく
・物を投げる・壊す
など
これらは「危ないと分かってやっている」のではなく、その瞬間の衝動や感覚に強く引っ張られている状態です。
危ないことをやめさせるための考え方
「やめさせる」より「代わり」を用意する
〇衝動的に動いてしまう子には、
「安全に発散できる行動の“代わり”」が必要です。
たとえば
高いところに登りたがる → 室内用のトランポリン
走り回る → 決まった場所でジャンプOK
触りたがる → 感覚グッズを用意する
など
「ダメ!」だけでは、子どもの欲求は消えないので、「何が代わりになるだろう」と代わりになるものを探すことがポイントです。
〇待つことが苦手な子には、
「待ち時間をできるだけ減らす」工夫が効果的です。
待つことが苦手な子にとって、
「何もしない時間」はとてもつらいもの。
・役割を与える
・応援係・お手伝い係にする
・見通しを伝える(あと○分だよ)
・秒数を数えてもらう
など
待たせない工夫が、事故防止にもつながります。
よくない行動への対応で気を付けたいこと
実は、大人の過剰な反応が行動を強めてしまうこともあります。
・大声で叱る
・何度も注意する
・周囲が一斉に注目する
大人のリアクションを見た子どもは、
「この行動をすると大人が強く反応してくれる」と学習してしまうことがあります。
叱れば叱るほど、回数が増えていく…
親御さんも疲弊してしまいますよね。
必要なのは、
・危険なときは即止める
・それ以外は淡々と話す
・正しい行動をしたときにしっかりリアクションして伝える
このバランスが重要になってきます。
危険な行為をしてしまう子どもは、困っているのは子ども本人であることがほとんどです。
「どう動いたらいいか分からない」、「気持ちを抑えられない」、「安心して過ごす方法をまだ知らない」
そんなとき、私たち大人ができるのは、
「叱ること」ではなく
安全に過ごせる環境と関わりを整えること。
少し視点を変えるだけで、お子さんの行動を変えられるチャンスになります。
何度注意しても危ない行動を繰り返されると、「私の関わり方が悪いのかな」と自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
お伝えしたいのは、決して親御さんのせいではなく、発達特性が深く関係しているということです。
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