ストレス解消法 ”一日決算主義”
こんにちは。カウンセラーの小川です。
2025年が明けました。2024年はどんな年でしたか。わたしは2024年から5年日記をつけはじめました。
1日3行くらいしか書けない日記帳なのですが、悲しかったこと、嬉しかったことなど、できるだけよかったことの方を意識して書くようにしています。今年もたくさんのよかったことが書けますように。
ストレス解消についてのお話し
週単位、月単位、いろんなストレス解消法があると思いますが、山本晴義先生(横浜労災病院・勤労者メンタルヘルスセンター長)の提唱する『ストレス一日決算主義』を元に、ストレス解消がしやすくなるライフスタイルのコツをご紹介したいと思います。
1日の中に5要素を取り入れる
山本先生が提唱されているストレス一日決算主義の中で、大切なことが5要素です。
- 睡眠
- 食事
- 仕事
- 運動
- 休養
この5つを、一日の中でバランスよく取り入れたライフスタイルを築くことで、ストレスによる不調を未然に防止したり、改善につなげられるということです。
ぜひみなさんご自身の生活にあてはめて、自分なりのライフスタイルを考えてみませんか。
5要素それぞれのポイントがあります。
- 睡眠⇒寝つきはよいか、目覚めは良いか。よい睡眠がとれていると日中の活動レベルが上がります。
- 食事⇒おざなりにしていないか、美味しいと味わって食べているか、楽しめているか。
- 仕事⇒やりがいを持てているか、自分の存在意義を感じられているか。
- 運動⇒10分でもいいので身体を動かしているか。
- 休養⇒予定ややるべきことでいっぱいになっていないか。休養の時間はとれているか。
上のポイントを、1日の中に盛り込むのです。メンタル面または身体の疲れ等感じている方は、おそらくこの5要素のバランスがうまくとれていないのではないかと思われるので、ぜひチェックしてみてください。
家事・育児
また、この5要素にプラスして多くの人には「家事」があります。人によっては「育児」もプラスされてきます。
6要素目を追加するのもありだと思いますが、例えば専業主婦の方が「私には仕事はない」と捉えてしまうとバランスが崩れます。家事育児という仕事をしているからです。その場合、家事育児を「仕事」に含めてください。
その日のストレスはその日のうちに
「ストレス一日決算主義」は、ストレスを一日のうちで解消しようという主義で、悩み事を一日で解決しようということではありません。
悩みは中長期的なものもありますし、受け止めて、しのいでいくことが必要なものもあります。
ただ今日のはじまりと終わりを意識することで、新たな一日を毎日始めることができたら、今日の見え方が違ってくるのかな、と思ったりします。
よい一日を。