メンタルを整えるアプローチ
こんにちは。カウンセラーの芳川です。
今日、7月16日は『虹の日』。7(なな)16(いろ)と読める語呂合わせからきているのですが、『虹の日』には「人と人や自然が、虹のように結びつく」よう願いが込められているそうです。
暖かさを感じる素敵な願いですね。
心も、体のようにケアをしよう
疲れや不調というと「体の問題」と思いがちですが、実は脳や心の状態が大きく関係していることをご存じですか?
ここ最近は「メンタルも科学でケアできる」ということを言われるようになってきました。
今回は、脳の仕組み・ホルモン・呼吸法などを取り入れて、元気な心を“自分で整える”方法を簡単にご紹介します。
メンタルを左右する「3つの幸せホルモン」
元気なメンタルをつくるには、脳内の神経伝達物質、いわゆる**“幸せホルモン”**のバランスが大切です。
• ドーパミン:やる気・達成感・快感
• オキシトシン:人とのつながり・安心感
• セロトニン:安定感・心と体のリズム
心が疲れているときは、これらのホルモンが不足しているサインかもしれません。
日常でできる!メンタルを整えるアプローチ
① 呼吸法「マインドフルネス」で脳を静める
深く息を吸い、ゆっくり吐く。この“今ここ”に集中した呼吸が、セロトニンを活性化し、心を整えます。
② 「迷走神経エクササイズ」で自律神経をケア
リラックス神経(副交感神経)に働きかける軽い体操で、安心感が高まり、ストレスを緩和する効果があります。
③ 「体を動かす」と前向きな気持ちが湧く
恐怖や不安を感じているときは、脳がフリーズしがちに。軽く体を動かすことで、ドーパミンが出て気分が上向きになりますよ。
④ 「生理的ため息」で緊張をほどく
緊張や不安で呼吸が浅くなっているときは、2回鼻から吸って1回吐く「ため息呼吸」が有効です。
自分の「心の不調サイン」に気づくポイント
• やる気が出ず、何もしたくない
• イライラしやすい
• 頭痛や肩こりが続いている
• 暴飲暴食が増えた
これらは心の不調のサインかもしれません。
無理せず、まずは「気づく」ことから始めてみましょう。
感情やホルモン、自律神経は、意識的に働きかけることで整えることができます。
落ち込む日があるのは当然です。
でも、そこから回復する方法を「知っている」だけで、日々の生活が少し楽になるのではないかと思います。
虹の日の願いのように、カウンセリングは人と人とがつながりを持てる場でもあります。
カウンセラーとのセッションを通して、不安や悩みを整理しながら「心のセルフケア習慣」を一緒につくっていきませんか。