子どもの「苦手」、克服しないとだめですか?
こんにちは。カウンセラーの小川です。
あっという間に今年の1月も半分以上が過ぎました。何もしていない訳ではないのですが、なぜか焦ってしまったりします。今年はとにかく、一回も風邪を引かないのが目標のひとつなので、今危ない時期ですから出鼻をくじかれないように頑張りたいと思います。
お子さんの「苦手」について
当カウンセリングルームは、発達に課題のあるお子さんをお持ちの親御さんもよく来られます。
発達に課題がある、ということは、幼稚園や保育園、学校などの団体行動、社会の場面で困りごとが出がちということがあります。
いわゆる「普通」と同じにするのが難しい特性があるご自身の子どもを見て、「なんでうちの子はできないの?」「どうにかしなきゃ」「克服させなきゃ」と、子の未来を考えるからこそ悩まれる方も多いと思いますが、あえての投げかけなのですが、
その「苦手」、克服しないとだめですか?

親が克服モードに入る原因
お子さんが小さい、または知的に課題があり自分で考えることが難しいお子さんの場合、克服しなきゃ!と思うのは本人ではなくて、親だと思われます。
療育や育児は時代とともに様々な考え方が出ては消え、出ては消え、というところがあるので、家庭ごとの正解があるとは思うのですが、親が克服モード(子どもに克服させねば!)に入る主な原因は二つ、
- 他者との比較
- 自分自身の疲労
ではないでしょうか。もちろん成長曲線などもあるくらいですし、目安とすることは当然あると思います。
が、他者(他のお子さん)との比較と、自分の疲れが重なった時の克服モードは、どちらかというと過剰になりやすいので意識しておくとよいポイントです。
お子さんにとって「ありのままの自分ではだめなんだ」というマイナスのメッセージとなって伝わってしまうと、せっかくの親御さんの想いとは違うベクトルの方に向かってしまいます。
できないことができるようになった!という喜びはプラスに働くので、とても難しいバランスですよね。
克服モードに入ったら
まず、「あ、もしかしてわたし克服モードに入ってるかも?」と思ったら、ちょっと一旦立ち止まって、考えてみていただきたい点が以下です。
1.お子さんの「好き」に目を向ける
大人も同じですが、ついつい苦手やできないことに目が向きがちなものです。
あれもできない、これもできない、と「できない」を数えていると落ち込みますし、やっぱり克服しないと!という気持ちにもなりますよね。程度にもよりますが、一旦「できない」を置いて、「好きなこと」はなんだっけ、と考えてみてください。
「強み」や「好き」を見つけられるサポートが、克服以上に将来のお子さまにとっても大切なこととなるのではないでしょうか。
2.誰かと比べていないか
大人も同じですが、克服させなきゃ!と思うきっかけとして、誰かの存在があったりしませんか。
〇〇ちゃんを見たから。〇〇くんはできてたから。と、基準が誰かになると、実は目の前のお子さんが見えていないということになってしまいます。
あれ?わたし誰と比べていたんだろう。と、自問自答してみるのもおすすめです。同じでなくてもいいはずです。
3.「普通」に合わせない
頑張ればやれる!みんなと同じにできるはず!と「普通」になることを求めている場合、その頑張らせ度合によっては過剰なストレスになってしまいます。どこにいてもできない自分、という経験ばかりだと、やはり自己肯定感が下がりがちです。
ついつい口にしてしまう「普通は」という言葉が出たら、少し立ち止まって、「普通は」ではなく「この子は?」と思い返してみてください。
4.親自身のリフレッシュをする
一生懸命頑張っているからこそ、克服モードに入ります。ただ、気持ちが一転集中で思い詰めていたり、頭がいっぱいになってしまっていると、たぶん、笑顔が減っています。
自分のことはさておき子ども!となるかもしれませんが、もし最近笑ってないな、ずっと怒ってしまっているな、と思うようであれば、ちょっと肩の力を抜いてリフレッシュすることを考えてみてください。
自分のことも、家族のことも、追い詰めないための大切なことです。
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メルディアウェルネスは障がいのある方とご家族のためのカウンセリングルームです。
医療機関ではありませんので、お困りごとのある方はお気軽にお越しくださいませ。
よい一日をお過ごしください。















