睡眠のメンタルヘルス
こんにちは。カウンセラーの小川です。
12月とはこんな季節でしたっけ。と思うくらい気候がよくわからない日々が続いています。
乾燥もしていて体調不良になる方も増えているように思いますので、ここは体調管理強化月間と思って、いつもより少し多めに寝る、ビタミンをとる、うがい手洗いを多めにする、予定を詰め詰めにしない、などの対応をしなくちゃなぁ。と思っています。
睡眠について
先日、日本カウンセリング学会相互研究会にて、安曇野内科ストレスケアクリニック・昭和大学の飯田俊穂先生による「睡眠によるメンタルヘルス」という講義をお聞きし、なるほどー。となりましたので、一部ご紹介できたらと思います。
ちなみに、睡眠は新しい情報が出てきやすい分野だそうで、そのためこれがいい、あれがいい、というのはどんどん書き換わることがあるとのことです。
たしかに健康番組などでどんどん新しい情報が出されますよね。前に言っていたのはなんだったんだ、となりがちですが、実際によさそうだなと思ったら試して自分に合うものを見つけていくことが大事なんだなと改めて思いました。
寝だめはできない?
仕事が休みの日に一日中寝れればいいや。ということで日々の寝不足解消をしている方はいらっしゃいますか。
今回の講義内容では、まず「寝だめはできません!」と断言されています。
まず、「あー週末寝だめしよー」と思ったら、それが脳からのSOSのサインだと思ってください、ということです。
寝不足とは「睡眠負債」が貯まっているいうという状況で、週末寝だめではこの負債は解決しないということ、また単純に時間でコントロールするのは難しいとのことです。たくさん寝れればOK、ではないということです。
眠らないことの弊害はいろんなところに出てきます。
・太りやすい
・うつ、不安障害、アルコール依存などの発症率が高くなる
個人的に体感として、寝不足だとイライラしやすいなと思っています。不機嫌になったり、集中力が低下したり、肌荒れしたり。よくないですよね。
睡眠の質をあげよう
トップアスリートほど睡眠環境にこだわるらしく(そういえば寝具のCMはアスリートが出ているような)、それだけ睡眠が日中活動に与える影響をよく知っていて、また重視しているということなんですよね。
睡眠環境は個人差、好みがあるため、結局は自分なりの心地よい眠りを見つけていくしかないのですが、まず「体温」と「脳」を重視しよう、という提案がありました。
すぐに実行できそうなポイントは以下の3つです。
- 就寝90分前に入浴する
- 寝る直前に活動しない
- これをしたら眠るというスイッチを決める(牛乳を飲む、睡眠用の音楽を聴く、など)
ちなみに、規則正しい時間に寝るというより、どれだけ心地よくぐっすり眠れるかにかかっているということです。
睡眠は奥が深く、それこそ室温、寝具、アロマ、こだわればきりがありませんが、わりと寝てるはずなのになんとなくいつも体調不良とか、イライラしがちとか、そういった方はまず「睡眠の質」を見直すことをおすすめします。
8時間睡眠の方だと1日の3分の1が睡眠時間です。6時間の方でも1日の4分の1が眠りの時間なのです。
睡眠は、セルフケアの最も大切な項目のひとつだと思います。
ちょっと意識して「眠り」に取り組めたらいいですよね。
よい一日を。