秋バテ=九月病にならないために
こんにちは。カウンセラーの小川です。
猛暑続きの2025年夏でしたが、ついに9月に突入しました。
夏が大好きな方も、気が重たい方も、特に変わりませんという方も、季節は巡ってきます。
最近の風潮でなんでも名前をつけがちですが、ふと目に入ったのが秋バテ=九月病。
たしかに夏の疲れはあるよね、と思い取り上げてみました。
秋バテ・9月病
五月病や夏バテという言葉は以前からよく耳にしていましたが、ついに秋にもバテて9月も病だと言い始めたようです(世の中が)。
なんだそれは、と思ったのですが、この夏も猛暑で疲れているし、疲れているとメンタルも落ち気味になることもあるので、秋は夏の疲れが出るもの、季節も変わり、気候の変化、環境の変化も起こる人がいる時期、ということを自覚しておくことは必要だと思いました。
主に秋バテは身体面、9月病はメンタル面の不調を指していますが、いずれもつながっていると考えるとよいです。
特にメンタル不調は、自分を責めやすくなるのが難しいところで、外側ではなく内側ばかりに原因を見つけがちです。
よく周り(環境)を見渡してみると、気候や、冷房や、学校が始まる、会社で異動があったなどなど、なんらかの外的要因があったりします。
自分の内側を見つめるのも大切なことですが、その前にちゃんと寝ていないよね、栄養とってないよね、休めてないよね、ということがある場合も少なくなく、そういった方はまずそこから取り掛かる必要があったりします。
メンタル不調に対する予防策
すでに疲れているよ、という方も多いのではと思いますが、メンタル不調について大切なのは、落ちきらないこと、回復すること、です。
心には波があります。生活している中で落ち込むこともあり、悩むこともあると思います。メンタル不調がない人=絶対落ち込まない、いつでも悩まない、となってしまうと、ハードルが高すぎます。
そもそもそういう方はこのようなブログに辿り着かないと思いますが、前提として、人は落ち込むこともある、悩むこともある、気力が湧かない日もある、と思っておくことが大事だと思っています。(鋼のメンタルをお持ちの方は除きます)
いつも元気な訳ないだろー!と思っておいて、その上で、落ち込み過ぎない方がいいし、悩み過ぎない方がいいし、早めに回復できたらいいよね、ということなんです。
自覚の力はすごくて、すぐに自分をごまかし癖のある方は要注意です。責任感の強い方によく見受けられます。時と場合によりカラ元気の力も良い方向に行くことがあるのですが、落ち込み過ぎる前の対処ができたら予防策になりますよ。
落ち込みや心の疲労を感じた時に、例えばこんな策があります。
- 予定をひとつ抜く
- 何もない日をつくって気ままに過ごす
- 有休を使ってみる
- ちょっと休みたいと家族に宣言して一日旅に出る(物理的に日常から離れる)
リフレッシュの方法は人それぞれですが、元気がない時に自分は何をしたいと思うか、元気な時に考えておくのがおすすめです。
ポイントは、「まだ大丈夫、まだもうちょっとイケる」と思っているうちにプチ休みを入れることです。
これが難しいのですが、自分がどこまで無理できる人なのか、自分の耐性に注目していくといいですよね。よく不調のサイン何選などありますが、自分なりの不調のサインを見つけていけるのが理想です。
障がいのある方とご家族のためのカウンセリングルーム
メルディアウェルネスはカウンセリングルームですが、障がいのある方とそのご家族を主な対象としているという特色があります。
関係機関やクライエントさんの紹介で来る方も多いのですが、「紹介したけどまだもうちょっと大丈夫、と言っています」ということでしばらく来ない方もいて、そこまで我慢せずに来てもらえるといいな、と思っています。
相談内容としては、対人関係、接し方、一人で抱えて疲れてしまった方、怒りの対処、将来の不安、福祉サービスについて相談があることもありますし、関係機関との関わり方についての相談が来ることもあります。
障がいがある方の場合、すべてをご自分や家庭内で対処しようとすると本当に疲弊してしまいますので、そういった意味でも、疲れすぎないように他者をうまく頼ることをおすすめしています。
障がいかわからないけどグレー、という方のご相談もあり、その場合は特に対人関係で苦労されている場合が多いです。
他者に話すことがリフレッシュになる方もいて、かつ一人で考えるのもしんどいということがあると思いますので、落ちきらないためにカウンセリングを活用してもらえるといいなと思います。
食欲の秋なので、美味しいものを美味しいと感じられるようでありたいですね。
よい一日をお過ごしください。