発達障害のある子どもを育てる保護者のストレスと心のケア
こんにちは。カウンセラーの芳川です。
あっとう言う間に新学期を迎えたかと思ったら、そろそろゴールデンウィークに突入ですね。花粉のピークも少しずつ落ち着いてきて、ようやく気軽に窓を開けて空気の入れ替えができる季節になってきました。
部屋の空気が変わるだけでも、気分が少し軽くなる感じがしています。

発達障害のある子どもを育てることは、想像以上にエネルギーが必要です。
日々の対応や将来への不安、周囲との違いに戸惑う場面など、保護者が抱えるストレスは決して小さくありません。
今回は、発達障害のある子どもの保護者が抱えやすいストレスや心の状態、そして少しでも負担を軽くするための方法について整理していきます。
発達障害のある子どもとの暮らしのストレス
発達障害は見た目では分かりにくいことがほとんどで、周囲から理解されにくいことが多くあります。
例えば、落ち着きがない、指示が通りにくい、感情のコントロールが難しいといった特性は、本人の努力不足ではなく発達特性によるものです。
その特性が周囲に伝わらないことで、保護者が責任を感じてしまう場面が増えていきます。
関わり方や対応に不安を感じたり、周囲の視線や評価が気になったり、思うようにいかないことが続く中で「自分の育て方が悪いのでは…」と自分を責めてしまうこともあります。
また、子どもの状態に合わせて日々の対応を調整し続ける必要もあり、気を抜ける時間が少ないというのも特徴としてあげられます。
学校や園との連携、通院や支援機関とのやり取りなど、目に見えにくい負担も積み重なっていきます。
保護者のうつ状態
発達障害のある子どもの保護者は、一般と比べてストレス負荷が高く、うつ状態などのメンタル不調が生じやすいことが報告されています。
例えば、自閉スペクトラム症の子どもを育てる保護者は、定型発達の子どもを育てる保護者と比較して、抑うつ傾向やストレスレベルが高いという研究報告があります※1。
また、日本においても、発達障害児の保護者は慢性的な疲労感や不安感を抱えやすい傾向が示されています※2。
こうした背景から、日々の中で次のような状態が続いていないか、一度立ち止まって確認することをおすすめします。
・頭痛や肩こり、強い疲労感が続く
・眠れない、または眠りすぎてしまう
・些細なことでイライラしてしまう
・集中できない、考えがまとまらない
・物忘れが増えたと感じる
・何をするのも億劫に感じる
これらは単なる「疲れ」ではなく、ストレスが蓄積しているサインの場合があります。
子どものケアを継続するためにも、まずは親自身の健康に目を向けることが大切です。
少しでも「いつもと違う」と感じたときは、無理をせず休んだり、誰かに話したりすることも一つの方法です。
※1 例:自閉スペクトラム症児の母親は、他の発達群と比較してストレス・抑うつが高いとする研究(Abidin, 1990 / Hayes & Watson, 2013 など)
※2 国内研究においても、発達障害児の保護者は心理的負担が高い傾向が報告されている(発達障害支援関連調査 等)
一人で抱え込まないためのつながり
「親だから頑張らなければ」「自分が我慢すればいい」そう考えて、一人で抱え込んでしまう方は少なくありません。
また、夫婦間で子どもの特性の受け止め方に違いがあると、さらに負担が大きくなることもあります。
そんなときは一人で頑張りすぎず、地域の支援機関や相談窓口などに頼ってみるのも一つの方法です。
また、家族会や座談会などの、同じ立場の親同士の交流が心理的な支えになることもあります。
「自分だけではない」「こんな方法もあるのか」と感じられることは、安心感にもつながります。
カウンセリングという選択
子育ての悩みはとても個別性が高く、周囲には話しにくい気持ちや不安を抱えている方も少なくありません。そんなときは、カウンセリングという選択も一つの方法です。
考えがまとまらない状態でも、第三者であるカウンセラーに話すことで、気持ちが整理され、ストレスの軽減や具体的な関わり方のヒントにつながることがあります。
メルディアウェルスでは、子育てや発達に関する悩みについてご相談をお受けしています。
・子どもへの関わり方に迷いがあるとき
・保護者自身の疲れや負担を感じているとき
・家庭や学校との関係に悩んでいるとき
など、それぞれの状況に合わせて整理していきます。
「相談するほどでもないかもしれない」と感じる段階でも、一度立ち止まって話してみることが、負担を軽くするきっかけになることもあります。
ご家族を支えるためのスペシャルプランもありますので、一つの選択肢としてぜひ知っていただけたら嬉しいです。















